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朝光 「〇〇、どこで暮らすの?」
〇〇 「それも含めて1回社長の所に行ってくる」
朝光 「わかったらまた連絡して」
〇〇 「はーい」
朝光はTREASUREの宿舎へ行った。
〇〇はYG事務所へ行った。
スタッフから呼び出された〇〇。
すでに専属ダンサーとして
裏方で活動していたが、
ある日社長から直接提案された。
社長室。
社長 「TREASUREのマネージャーが1人だと大変だと聞いている。」
社長 「〇〇、マネージャーやってみないか?」
〇〇 「でも、ダンサーは…」
社長 「やめてもらうことになるな。」
〇〇 「…」
〇〇 「…やります。」
その瞬間、心の中に走ったのは“ショック”じゃなくて、“覚悟” だった。
私は、踊ることが大好きだった。
小さい頃から、辛いときも踊っていれば忘れられた。
でも——
最近は、練習室にいても心がそわそわして集中できなかった。
TREASUREのスケジュールや
移動をサポートしている マネージャーたちが、
疲れているのに無理して動いているのを
見ていたから。
ステージの裏で、
汗をぬぐいながら慌ててメンバーの飲み物を
用意する姿。
深夜までスケジュール調整に追われている姿。
(わたしがもっと手伝えたら、少しはみんな楽になるのかな…)
そんな風に思うことが増えていた。
そして、もう一つ、
ステージに立つ彼らを見て、強く思った。
(今は、自分が輝くよりも、誰かの光になりたい。)
TREASUREは、努力して、夢を掴もうとしている人たちだった。
それを近くで見てきたからこそ、自分も彼らを支える存在になりたいと思った。
社長 「住むところはTREASUREと一緒の宿舎ね。」
〇〇 「TREASUREと一緒ですか、」
社長 「いやか?」
〇〇 「いや、」
社長 「朝光と兄妹になったんだろう?」
〇〇 「はい…」
社長 「わかんないことがあったら朝光に聞け」
もちろん不安はあった。
まだ高校生だし、事務所に入ってからは
ダンサーの仕事しかしてこなかった。
〇〇 (今日から、ここが”家”になるんだ…)
スーツケースをゴロゴロと引きながら、玄関の前に立つ。
自動ドアが開く音と同時に、
聞き慣れた声が中から聞こえた。
朝光 「おー来たか」
〇〇 「…お邪魔します」
朝光 「もうお邪魔しますじゃないやろ。」
朝光 「今日から住むんやからㅎ」
〇〇 「…あ、そっかㅋㅋ 」
苦笑いをしながら玄関に足を踏み入れると、
部屋の中からバタバタと走ってくる足音。
ジョンファン 「わ!ほんとにきた!」
ジェヒョク 「うわ、まじで同じ宿舎に住むの?この歳で…すご」
ハルト 「あ、来たんや…」
〇〇 「こんにちは…今日からよろしくお願いします…」
朝光 「ㅎそんな緊張しなくてええよ」
朝光 「部屋、案内したるわ。」
ハルト 「荷物持ったるよ」
〇〇 「…大丈夫、自分で持てます」
ハルト 「ええから、貸して?」
〇〇 「じゃあ…お願いします」
朝光 「んで、〇〇の部屋はここね 」
〇〇 「わかった!」
ハルト 「荷物、部屋の中に入れとくで」
〇〇 「ありがとうございます」
朝光 「あさはバタバタやから、気ぃつけてなㅎ」
朝光 「〇〇の部屋はここな」
〇〇 「1人部屋?」
朝光 「せやで」
朝光 「俺らは2人で1部屋やけどなㅎ」
ハルト 「1人部屋ずるいな」
(ここが私の部屋か〜)
(ベッド、椅子、机。全部揃ってる。)
〇〇は自分なりにデコレーションをした。
コンコン🚪
朝光 「入ってもええか?」
〇〇 「いいよ!」
朝光 「うわっ!〇〇の部屋やなㅎ」
〇〇 「ありがとうㅋㅋ」
朝光 「明日から俺らと一緒に仕事やから、マネヒョンにスケジュール聞きなね」
〇〇 「そっか!聞いてみる!」