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恋人が優し過ぎてちょっと不満
「舘さん、身体、辛くない?」
「うん、平気」
行為中も、事後も、翌朝も、必ず体調を気遣って声をかけてくる。
初めて体を重ねたとき、あまりの快楽とその後の倦怠感で立てなくなった。
痛みはあったけど、優しく抱いてくれた。
大事にされてるなって、鈍い俺でもわかるほど、優しく、慈しむように。
それでも初めての刺激は身体がすぐには順応しなくて、自分でも信じられないくらい翌朝は動けなくなった。
そんなことがあったせいか、その後も情事の度に大袈裟なほど心配して気遣ってくれる。
「目黒、そんなに心配しなくても、もう大丈夫だから笑」
だから、もっと…
「本当に?キツかったら我慢しないでね?」
すっかり目黒を覚えた身体は、物足りなさすら感じていた。
行為の最中は確かに気持ちよくて、悦びを感じるのに、離れたあとのもの悲しさが日毎に強くなった。
温もりが消えていくのと同時に、彼まで消えてしまいそうで…
優しい微笑みも、優しい声掛けも、誰にも向けられる彼のひととなりで、俺だけに向けられたものじゃない。
俺だけの彼って、どんなだっけ?
体を重ねることが彼と俺との特別なら、もっと俺を求めて、欲望を全てぶつけるほど激情的に、熱が消えてしまわないように、情事の跡を残してーーー
優しい彼にそれを望むのは酷なのかもしれない。
きっと困った顔して笑うだろうな。
求め合って重ねる肌は、熱くて気持ち良くて、今日も優しい彼の手に心も身体も溶かされる。
このひと時が好き。
彼と繋がる、この一瞬が好き。
「めぐろ…、もっと、強く抱いて…っ」
「うん、いいよ」
「あっ…、もっと、んっ!…もっ、とぉ…っ!」
「そんなに煽られたら、めちゃくちゃにしちゃうよ…?」
「うん、して…♡めちゃくちゃに、俺を壊して……っ」
「…舘さん……」
ほら、困った顔して優しく微笑む。
ごめんね、我儘言って。
ぎゅっと力を込めて抱き締めると、絶頂感に耐えられず同時に熱を放った。
この熱が、いつまでも続けばいいのに…
果てた自身を引き抜いて、淡々と事後の処理をする目黒を見つめる。
思わず口にしてしまった自分の言葉に後悔しながら、上がった息を整えた。
身体を起こそうとしたとき、目黒がすかさず肩を抑えつけた。
驚いて、その顔を覗き込む。
「…散々煽っておいて…まさかこれで終わりなんてこと、ないよね…?」
その目は獲物を捉えた肉食動物のようで、今まで見たことのない鋭くて妖しい光を灯している。
「え…?めぐろ…?」
「お望み通り、めちゃくちゃに壊してあげる♡」
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気がついたら朝だった。
身体の重さとは裏腹に、心が軽い。
「おはよ、舘さん」
「目黒…、おはよう」
「平気?」
「んん、動けない」
「…ごめんね」
「謝らないでよ」
「何か、あった?」
「ちょっと、不安になっただけ」
「…俺のせい?」
「うん。優しすぎる、目黒のせい」
「大事な人だもん。優しくするでしょ」
「皆に優しいでしょ」
「…嫉妬?笑」
「かもね」
「嬉しい笑 俺も、嫉妬してた」
「なんで?」
「皆の前で可愛いから」
「何それ笑」
「俺だけの舘さんなのに」
「うん。俺は、目黒のものだよ」
「俺も、舘さんのものだから」
だから
「「もっと、求めて?」」
何が書きたかったのか…
いつか連載で書きたいネタの覚え書きみたいな。書かないかもしれないからとりあえず載せておくみたいな(なんそれ)
短編のため諸々割愛。
コメント
4件
本当に好きすぎます、、、、、!!!! 最高!!!
めめだて大好物すぎて最高ですッッ♡ (*´༥`*)ウマウマ(?)