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涙雨の頬に触れる。
それだけで赤かった頬がさらに赤くなり、困ったような、恥ずかしがっているような顔をして狼狽えていた。
あぁ………本当に可愛い。
自分でも半分頭のネジが壊れかけているのが分かった。頭では恋人でもない相手にキスをするなんて最低だ。と分かっているのに、それを辞めるほどの理性はもはや残っていなかった。
そっと唇を重ねる。下がろうとした頭を手で抑え込み、2、3回程触れるだけのキスをする。いつの間にか、着ていたシャツをぎゅっと握られている事に気付き自然に口角が上がる。
閉じていた潤んだ目を開け、眉を下げ赤面してこちらを見上げてくる涙雨は、今の自分には目に毒だった。
『……っ…ごめん。急にキスなんかして。』
「ぇ、ぁぅ……..だ、だいじょおぶ、デス…」
『キス、好きなんだ』
「へ……?」
『だって今、キスしただけなのにすごい惚けた顔してるよ?』
「ぁ、ぇと…こっ、これは、そのっ…違くってぇ…///ってちょ、ちょっと!?///」
耳まで真っ赤になり、顔を隠そうとした涙雨を他所に向かい合う形で膝の上に座らせる。それだけで酷く狼狽え恥ずかしそうにしているのがよく見え愛おしさが増した。
赤くなった涙雨の耳元に顔を寄せる。
『かぁいい….♡』
「ひぁっ///…ぁ、う…….//」
涙雨の体がビクッと跳ねると同時に、酷く甘ったるい声が漏れた。
『耳だけでそんな反応するの…?可愛い…』
「ん、ぅ….っ…みみ、やめ…っ///」
『んー?やぁだ♡』
涙雨の体から力が抜けていくのが分かり、もう片方の耳を指を入れて塞ぐ。それだけでまた体を跳ねさせた涙雨が可愛くて加虐心が湧き出す。寄せていた耳にそっと歯をたてる。
「ふ、ぁ、あっ…♡///や、ぅ…///」
この甘い声がもっと聞きたい。
もっと、自分の手で感じてるのを見たい。
『本気で嫌だったら殴っていいから』
「ふぇ….?///」
先程歯をたてたばかりの耳に舌を這わせる。
わざと音を出したり、グリグリと押し込むようにしたりを繰り返す。耳が塞がれ頭に音が響くのか、ビクビクと体を跳ねさせ甘い声を出していた。少し腰が揺れ始めているのが分かった。耳を少し責めただけでこうなるのは、きっと今までの恋人に躾られていたのだろう。そう思うとまた仄暗い感情が湧き出た。
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どうしてこうなったのか、今ではもはや手遅れだった。元々敏感だった耳を執拗に責められておかしくなりそうだった。耳に吐息が流れ込む度に腰がゾクゾクしてしまう。
しばらくそういう事をしていなくても、躾られた体は覚えてしまっていて、ただ声を漏らすしか無かった。
「や、ぁっ///ま、って//ん、ぅぁ…っ/// 」
服の下に手が入れられ、つぅ、と背筋をなぞられる。塞がれていた耳を冷たい空気が撫でるだけで腰が砕けそうなのに、追い討ちをかけられどんどん体が敏感になっていく。
ぐちゅぐちゅとした水着音が頭に響く。
「ひゃ、ぁっ///ん゙ぅ…っ♡ふぁ…///」
『これだけで、そんなに感じちゃうんだ。』
「かっ、かんじ、て///ないぃ…っ///」
『嘘吐いちゃダメでしょ?声かけただけで体びくびくしたの知ってるよ?』
不意に、グリグリと胸を擦られる。
身構えていなかったせいで簡単に体の力が抜け、腰が揺れてしまう。どんどん溜まっていく熱がもどかしい。
「ぁ゙♡ふ、ぁ…///むね、だめぇ…///ぐりぐりっ、しにゃぃれ…っ///」
『大したことしてないのに、もうトロトロになってる笑』
もう片方の手でトントン、と下腹部を叩かれる。 叩かれる度にナカが疼くのが分かった。もうイッてしまいたい。イけない程度の快楽を何度も与えられて、体がへんになりそうだった。
「そ、れだめぇ…っ///ぉくっ///ひびくぅ…♡」
『ふふ。かぁいい…♡涙雨、愛してるよ』
「ひ、ぁ、あッ///んぅ゙ッ、〜〜〜っ♡♡///」
愛してる。そう言われた瞬間大きく体が跳ねた。久しぶりに感じる絶頂の感覚に脳みそが溶けそうだった。
『俺と付き合って?ね…?』
「ン、ふぅ…///っ…は、ひ…♡///」
僕はほぼ無意識にその申し出を承諾した。