TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する


オーダーのワインが注がれて、仕方なく場つなぎに口にすると、


もうどれくらい飲んだのかわからなくもなって、急に酔いがまわってきたようにも感じられた。


「……永瀬さん、どうしましたか? ……もう、酔ってしまわれたのですか?」


ふらつく頭の中に、遠くぼんやりと政宗医師の声が聞こえた気がして、


「いえ、大丈夫ですから……」


とは答えたけれど、その後のことはもうあまりはっきりとは覚えていなかった……。



「…さん……永瀬さん……」


私を呼んでいるらしき声に、重たげな目蓋を薄っすらと開くと、


すぐ間近に、政宗医師の顔があった。


「えっ…あ…?」


その距離の近さにビクリとして、それから自分が今いるのがベッドの上だということに気づいて、


「…何っ…!?」


と、思わず声を上げた。


「……君が酔いつぶれてしまわれたんですよ。なので、私の部屋まで連れてきました。あなたの自宅はわからないので、他に休ませる場所もありませんからね……」


私の身体の上で、頭の横に両手をついて、射すくめるかのような冷えた目で見下ろしながら、その人は低く艶めいた声でそう淡々と告げた──。


「責め恋」美形な医師は、サディスティックに迫る

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

49

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚