汰異怪「喜内ってさ、きうちじゃないよ、きないだよ。」
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雫異夜side
エルン「ラヴって歩幅どんな感じ?」
雫異夜「そこまで細かくしなくていいと思う…((」
エルン「あっ…え?」
雫異夜「…ん?どうしたの、姉さ…」
《 白 》
[ 輝きは消えず そのまま 咲き誇る ]
[ 貴方は 俺に 成り故無い ]
エルン「なり…ゆえない…?」
雫異夜「…ラヴの字だね。多分」
…この、花瓶が割れたようにピキピキした男らしい字。
それでも、温かみと愛で溢れてるけどさ。
雫異夜「メモ…なのかな。」
ペロッ…と軽い音を立てて剥がす。
…付箋か。
エルン「白の本…か」
雫異夜「なんだろうね。」
その”白”の本をペラペラと見てみるがこれと言って手がかりはなかった。
エルン「てっきり”殺人鬼”かと思った…」
雫異夜「あはは……」
それから、多数の本から付箋が見つかった。
だけれど、どれも幼いラヴの書いたメモだった。
エルン「あんまないかなぁ…」
雫異夜「まぁ借りられちゃってる場合もなくはないし―――」
[ 俺の寿命が 四の五百までなら ]
[ なら俺は 見捨てられたほうが良い ]
雫異夜「ッ…!?」
エルン「それって…、」
雫異夜「止める理由が付いたよ。」
雫異夜「嘘偽りもない、純粋な白は汚さないように。」
スフェside
スフェ「あ゙ァッ死ね…」
汰異怪「ご機嫌斜めのご様子」
芽詩「全員斜めどころじゃないと思う」
「あれ、まだいたんだね。」
スフェ「…」
汰異怪「マジでさ、やる根拠とメリットを教えて」
指をポキポキ鳴らしながら睨みつけている。
…汰異怪は強いんだろうね、って
「え〜、じゃあそこまで追う根拠とメリット教えてよ?」
芽詩「正直に伝えようと思ったらこうなる…!」
芽詩「この前だって伝えようとしたらあいつはぶっ倒れるし…」
…芽詩の言う『この前』は、ラヴが死んだくらいの頃だろう。
「あらあら、不幸だね。」
汰異怪「…」
「…じゃあいいや、僕皇 寿々。寿々くんって呼んでね〜」
汰異怪「じゃあ今お前の首を絞めたらラヴは戻る?」
…出た。怒った。キレた。
寿々「…どーだろ。結局はあの子の意思じゃん?」
寿々「…いや、だってね?」
寿々「あの子はもう、消えちゃうんだよ。」
その一言で決心がついた。
驚いて顔を青ざめるより、
反論して「嘘だ」と言うより。
スフェ「じゃ、解決策練ってきまァ〜す。」
そう言った方がいいと。
汰異怪「ちょっとスフェ!?」
俺の毒情は、そう言っている。
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*あくまでスフェラヴが主人公位置なのでsideが多いのは許して下さい。
書きまくります!!!!!!!!(((
おつぁろ〜んぬん☆
コメント
2件
歩幅かぁ…(?)