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第2話
暗く湿った部屋に、小さな灯りがぽつりと灯っていた。
その中で、ジヨンは膝を抱えて座っている。お腹の中にいる命が、ときおり微かに動く。そのたびに、自分がまだ「生きている」と思い出す。
扉の外から、あの声がする。
🐼「ジヨンさん、今夜は何が食べたいですか?」
静かな、丁寧な敬語。けれどその声音の裏には、不穏な熱が宿っていた。
スンリ——彼の名前を呼ぶたびに、心臓が縮こまる。けれど同時に、あの人がいないと不安になる自分も、確かにそこにいる。
監禁されて、どれくらい経っただろう。
最初は戸惑いと恐怖しかなかった。けれど、日が経つにつれ、ジヨンはスンリの存在が「外界の不安」より安心に思えてきていた。
🐼「赤ちゃんのためにも、ちゃんと栄養を摂らないと」
スンリは、まるで本気で心配しているように振る舞う。だがその優しさは、鋭い刃物のようにジヨンの自由を奪っていく。鍵のかかったドア、覆い隠された窓。けれど——逃げたいとは思わなくなっていた。
むしろ、スンリの顔が見えない時間の方が怖い。
⸻
かつて、ジヨンには別の男がいた。
TOP。多くを語らない男。静かな眼差しで、ジヨンを包み込むように見つめてくれていた。
身体を重ねたのは数えるほどだったが、そのたびに彼はきちんと避妊してくれた。
その行為は「距離」のようでいて、むしろ「尊重」だったと、今になって気づく。
それに対してスンリは——
🐼「僕たち、ひとつになりたいですから」
避妊という選択肢を、初めから持っていなかった。ジヨンが怖がる様子を見ても、笑顔で🐼「大丈夫ですよ」と言って、すべてを押し通す。
その結果が、今、お腹の中で静かに息づいている命だった。
⸻
☀️「スンリは、君を“守ってる”つもりかもしれない。でも実際は違う」
そう言ったのは、ヨンベだった。
彼とテソンは、唯一ジヨンが外との繋がりを保てる存在。やさしい口調で、彼らは何度もこう言った。
☀️「ジヨンの幸せは、ジヨンの手にあるんだよ」
👼「怖かったら、逃げていい。頼っていい。僕らはジヨンヒョンの味方だ」
でも、どうしてだろう。
その言葉を聞くたびに、胸が締めつけられて息ができなくなる。
スンリのいない世界が、怖いのだ。
⸻
TOPは何も言わない。ただジヨンを見ている。
けれどその視線の奥に、「スンリが何かをしないか」見張る鋭さが光っている。
スンリはそれを知っている。だから焦っていた。
🐼「ジヨンさん、もう誰にも会わないでください。怖いですよね? 僕がずっと守りますから」
やさしい声。だけど檻の鍵は、彼の手の中にある。
⸻
その夜、スンリは言った。
🐼「ジヨンさん、もう逃げられませんよ。あなたも、赤ちゃんも、僕のものですから」
ジヨンはうなずいた。うつむいたその表情に、涙はなかった。
ただ、静かに呟いた。
🐲「スンリ、そばにいて。……怖いから、離れないで」
その声は、祈りのようで、呪いのようだった。
下手すぎて死ぬ‼️
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