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episode3: 狼の罠
山口 忠＿
一見温厚そうに見えて,幼馴染である月島の横でにこにことしている彼,
実は────
誰よりも敵に回してはいけない男である
烏野排球部の中でも2番目に落ち着きがあると言われている(1番目は縁下 力)山口は意外と計算高いところがある
彼の想い人でもあり,恋人でもある日向翔陽は天然人たらしと言われている
持ち前の明るい性格と人懐っこい性格,さらには高すぎるコミュニケーション能力で周りの人々を次々とおとしていった
その日向の性格を上手く利用し,山口は週1の頻度でとある2人を喧嘩させていた
その2人とは,日向の相棒であり,日向に大し異常なほど過保護な男＿影山と山口の幼馴染で,口を開けば煽り言葉しか言わない月島である
2人は山口同様,日向を狙っており日向に関することで喧嘩を始める
影山は勢いのある罵詈雑言
月島は余裕のある煽り言葉でバチバチとしていた
そんな2人を宥めるのが山口の仕事
といってもそれは後付けで,ふたりが喧嘩しているのをいいことに日向の隣をちゃっかり確保し,日向と仲良さげに話をする
それが2人を喧嘩させるための理由,そして日向と2人で話す機会を作る為の口実なのだ
そして日向は兄気質からなのか,それとも単純なのか,理由は不明だが人からのお願いにめっぽう弱い
特に彼氏である山口からのお願いには即OKしてしまうほどに弱かった
勿論山口はそんな日向の弱点に気づいている
時にそれを利用して夜の営みをなんラウンドもする時だってある
大抵次の日には激おこの日向がまっているのだが,
日向にはもうひとつ弱点があった
それは時折見せる山口の鋭い三白眼だった
基本日向は山口に対して怖いなどと思うことは無いのだが
山口が怒ったときや日向が逃げようとした際
必ずと言っていいほど三白眼が鋭くなる
本当にやばい時は怒った澤村よりも怖いとお思うほど(日向談)
その事にも山口は気づいているため利用しない筈がない
こうして日向は徐々に山口に支配されているのだった
そして今日も日向は山口によってかけられた罠にまんまとひっかかるのであった
彼は安全か否か,それは狼にしか分からない───
end
![( 'ω'o[ も し も シ リ ー ズ ]o](https://lh3.googleusercontent.com/cnuGi-sCe-JvJyFLN-C36bBplCxd7pqK0rRr4QRhGqebDhtY-adCflLq-5i5wSfmC0owtZdqhsjyb5KFYi6512JXxuXhLZD7=s350-rw)
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