テラーノベル
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注意喚起は1話にあり!
それではスタート!
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「っ〜…」
「とおこちゃん…?」
週末まで、あと3日。
私はどうすればいいのだろうか。
もちろん葛葉さんと食事に行ける事はすごく嬉しい。
カレーの話を覚えていてくれた事もすこぐ嬉しかった。
ただ
知識が全くないのだ。
「リオンさんっ!」
「わぁっ?!はっ、はい!」
「そっ、その……!」
「男性と食事に行くッ?!?!?!」
「え、まさか…葛ッ」
「わぁぁぁぁ!!!」
「まぁ、それはいいとして!」
多分、私だけでやったら1人で悩んで失敗するのがオチだ。その時の光景鮮明に脳裏に浮かぶ。
頼れる人はリオンさんしか居ない!訳でも無いが近くに居たので反射神経で言ってしまった。
「えーと…どういう事を知りたい?」
「服装とか…マナーとか……」
「ん〜…因みに彼氏では、」
「無いですからッ!!!!!」
男性と食事、別に相手は友人なんだからそんな彼氏だなんて意識する必要は…
「友人……?」
ギャングと、救急隊が、友達…?
そんなの世間的にいいのか?いや、この街では別に普通の事だ。ただ、そんな一緒にオフで遊んだ事は…雪だるまの時くらいだろう。
他は銀行強盗の人質くらいだ。
いや別に彼氏さんとかでは無いから友人…
「…???」
「相手葛葉でしょ?」
「ちぃーがぁーうぅっ!」
本当になんでこの人はこんなに勘が鋭いのだろうか。
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「…お前達に聞きたい事がある」
「まさかデートの事ですか?!」
「もちろんなんでも聞いてくださいよ!!」
「抱え込むなよ!」
「うるせぇお前らッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ホントになんで俺には相談できる様な連中がコイツらしか居ないんだ。
ホントに人脈広げときゃよかったな。
「……」
聞きたい事はただ1つ。
とおこさんとの食事についてだ。
どういった服で行けばいいのか。どれくらいお金を持っていけばいいのか。マナー。何もかも知らない。
「まぁ特に不破湊。お前は頼りにしてる」
「いやマジで任せてくださいボスゥ!」
「なんかクッソ不安だな」
「まぁ彼女とのデートだし不安なのは…」
「違ぇわ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「って事があってさ〜」
「相手誰だと思う?ぺ医院長」
「え、リオンさんさぁ…」
「葛葉君以外いないでしょ。」
「そうですよねぇ?!」
そのあと鴉と救急隊が会って
とおこちゃんの抵抗も虚しくバレたのは別の話…
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