テラーノベル
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芹奈の声がして、目を開けた。便器の中に吸い込まれて・・・ここは一体、どこ?
「魔法学校駅よ。ここから、魔法特急に乗るのよ。」
魔法学校駅?!あのトイレと、ここがつながっていたのか。芹奈の、あの不思議な呪文の力なのだろうか。
それにしても、本当に「魔法」があるなんて・・・・。昨日から、信じられないことの連続はのに、私には、なぜかサラッと解釈できる。一体何故か。多分、私が今、無意識に魔術にかかっているということと、記憶がないだけで、前に魔法を使った悲しい事件の現場を目撃しているから、というのがあるだろう。
「見て、瑠菜。魔法特急が来たわよ!」
「あ・・・・!!」
芹奈に話しかけられて、はっとなる。考え事をしていた。そっか、魔法特急、なんて言ってたっけ。
ヒューッという風の音がしたかと思うと、魔法特急がホームに入ってきた。魔法特急は、先頭車両から後方まで、薄い紫色。そして何より驚いたのは、線路を走っていないのだ。線路の上に浮いている。これも、魔法の力なのだろうか。
「魔法特急はね、『簡易磁力魔法』の力で動いているのよ。列車が自ら『簡易磁力魔法』を発して走っているの。」
「磁力かぁ・・・」
いよいよだというワクワクと———責任を感じて言葉が出なかった。
絶対に、芹奈の力になる!その決意を胸に、私は、魔法特急に乗り込んだ。プシューという発射音のあと、魔法特急は猛スピードで走り出す。速すぎて、景色がほとんどわからない。
「ねえ芹奈、これからどこへ行くの?」
「魔法界の法律上、人間界から人を連れてきた場合、魔法大臣様にご挨拶しにいかなければならないの。だから、次の駅でおりて、魔法省に行くわよ!」
魔法省。人間界で言う、国会のようなところらしい。私たちは、「魔法省前」という駅でおりて、魔法省に向かった。 #9に続く
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コメント
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