テラーノベル
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ようやくカフェに着くと、運転手さんにお金を払ってから車を降りる。
「ありがとうございました」
運転手さんに軽く頭を下げてからふたりで顔を見合わせると、大森はニコッと笑う。
「じゃあ、いきますか」
「はい、そうですね」
二人で並んで小洒落たカフェに入っていくと、清楚めなお姉さんが「いらっしゃい」と声をかけてくれ、席まで案内してくれる。
席につくと、いちばんに大森が話し始める
「あの、若井さん、」
「あ、はい?」
「タメ口、やめません?あの、嫌だったら全然いいんですけど、!」
「え、逆にいいんですか?」
「もちろんっ!じゃあ、今からタメ口で!」
「わかった、…?」
「ふふ、なんか違和感笑」
「だね笑」
「こちらメニューになります。」そう言って机にメニューが置かれると、ぺこりと頭を下げて、ふたりでメニューを見る。
wki side.
ちょうどタメ口で話したいと思っていた時に、まさかのあっちから言ってくれるとは。
あ、そういえば、タメ口なのに苗字にさん付けで呼んでるのはおかしいよな。
「ねぇ、改めて、なんて呼べばいいかな?」
「僕のことは元貴って呼んで!」
「わかった、じゃあ僕は若井で!」
「了解っ、若井!笑」
元貴がこちらに向かって微笑んできた。
やば、好きになっちゃう!!!
やめてくれーそういうの、わかってやってるんでしょ!!
『こちらメニューになります』
あ、メニューきた
うわぁ、どれも美味しそうだな。
「ねぇ若井はどれにするの?」
「えー、俺は〜…」
優柔不断すぎて決まんないよ〜!どうしよ
「じゃあ、このホットカフェラテと、カステラ」
「はーい、じゃあ僕も決めたから店員さん呼ぶね」
「うん。」
ずっと気になってたこと、聞いていいかな
聞いたら、俺が元貴のこと意識してるって、バレちゃうかな。まぁ、いいや
「…元貴?」
「ん?」
元貴が優しい声で返事をする。
んわーっ、どうしようこの気持ち
「…あのさ、アイスとジュースって、結ばれたら、アイスが溶けちゃうでしょ、?」
「うん、そうだね」
「で、、そのさ、結ばれるの定義ってなんだろうって思って。」
「あ、それね!なんかの本で見た、!んーっと、なんだっけな。互いが愛し合ってることに気がついたら、じゃなかったっけな」
「互いが愛し合ってることに気づいたら、か。」
「そうだった気がする」
「ありがとう、」
なんか、気まづい。
てか自分で調べろよ自分!!なんで元貴に聞いてるんだよもう!!
「…それが、どうかした?」
「えっ、あ、」
それは聞かないでほしかった、!!
元貴のことどこまで好きになっていいのか気になったからだけどさ、!!
そんなん言えるわけないでしょ…!
「え、えっと…気になっただけ」
「そっか。あ、きたよ」
ちょうどいいタイミングで店員が注文を運んでくる。
「ありがとうございま〜す」
元貴は、なんにでも丁寧にお礼を言うんだな。
俺は、言葉にして伝えられないから。
いい人なんだな。
「はい、若井。これであってるよね?」
「うん、合ってるよ」
「よし、じゃあいただきますっ」
元貴がぱちんと手を合わせる。
はぁ…偉い子
俺には勿体ないんだけど、!
…何考えてんだ、自分
コメント
2件
続き待ってます!とても好きです!