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呪霊降濁

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呪霊降濁

第185話 - 第185話　新章開幕

32

2024年10月04日

#呪霊

#オマージュ？

#過去一

#最高

#呪術廻戦パロ

#ゆ ~ × yunoの小説コンテスト！

伊琉夏

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伊琉夏

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#185 第185話　新章開幕 / 伊琉夏

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第三期　歴史偉人戦

東京で神風が爆発一派との激戦を繰り広げる最中、透は別の任務のために静かに飛行機を降り立った。目的地はロンドン。そこには、新たに目覚めた恐るべき呪霊、「JTR（Jack the Ripper）」が現れたとの報告があった。

「JTR…過去に最も恐れられた連続殺人鬼の呪霊か。さすがに手強そうだな。」透はロンドンの霧に包まれた街並みを見つめながら、自分に向けられたこの危険な任務を重く受け止めていた。

ロンドンの夜はひときわ静かだった。古びた街灯の光が、薄暗い霧の中に浮かび上がる。その中で、透は異様な気配を感じ取る。これが「JTR」の呪霊の仕業なのだろうか。

「ここに来ている…やはり予感は的中か。」

JTRは、19世紀に実在した連続殺人犯ジャック・ザ・リッパーの魂を吸収した強力な呪霊であり、ロンドンの暗い路地裏に潜むようにして数々の犠牲者を出してきた。透はその気配を辿り、静かに足を進めていく。

そして、透が歩を進めるその先、ついにJTRの呪霊が現れた。黒いマントに包まれ、異常なほど鋭いナイフを持つその姿は、まさに恐怖の象徴そのものだった。

「貴様がJTRか…。」透は相手を睨みつけ、構えを取った。

JTRの呪霊は何も言わず、ただ不気味な笑みを浮かべるだけだった。そして、次の瞬間、透の目の前で瞬時に姿を消した。瞬間移動のような速さで襲いかかってきたのだ。

「速い…！だが、読める。」

透はその動きを見極め、すぐに防御態勢を取る。しかし、JTRの攻撃は予想以上に鋭く、彼の体に深い切り傷を残した。

「これは厄介だな…。でも、この程度で引くわけにはいかない。」

透は深い傷を負いながらも、その決意を新たにし、呪具を手に取った。彼の目には覚悟が宿っている。ロンドンの闇に潜むこの強敵を倒さねば、さらなる惨劇が待っているのだ。

「JTR、貴様をここで終わらせる。ロンドンの霧と共に消えろ！」

透は力を解放し、JTRとの決戦に挑む。呪霊の刃と透の力が激しくぶつかり合い、ロンドンの夜空に火花が散る。