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名無しさん
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らむね瓶@フォロバ100%
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6月、梅雨の時期なのに快晴だった。そんな日に私はめでたい場所に来ています。
新郎と花嫁。ふたりが薬指に指輪をはめる。ニコニコと嬉しそうに笑ってキスをする。…なんて幸せそうで素敵で綺麗なんだろう。花嫁姿の彼女は目が奪われてしまうほどの美貌でした。
「あ!ハルカ!!こっちこっち〜!」
花嫁姿の私の親友はすごく綺麗で、美しくて、儚くて、このまま消えてしまいそうな…そんな雰囲気をまとっていました。
「結婚おめでとうございます。」
「も〜!そんな堅苦しくなくていいのに〜!」
「そうですよ。親友なんでしょう?妻と。」
「そうですね。仲の良い親友です。けれど、こんなめでたい場では少しくらい堅苦しくさせてください。」
なんて少しの談笑をして、親友から離れた位置に戻りました。
私は親友の結婚を素直に祝えません。あんなに綺麗で見とれてしまうほどの可愛さでみんなの注目の的の彼女が今では見てられない…そう感じてしまいます。
彼女の夫であるカイトという人間は、2年前私の恋人でした。そして、彼女は今、私が好きな人なのです。ですが、今日でこんな気持ちともおさらばしなければなりません。
「……辛いなあ…」
その結婚式以来、私は恋愛ができていません。
これが異性愛者から同性愛者に変わった私のちょっとした話です。
コメント
1件
うわあ、これは…胸がぎゅっとなる話ですね。親友の結婚式で、元恋人であり今好きな人でもある彼女を祝福しなきゃいけないって、その場に立つだけでどれだけ辛いか。特に「今日でこんな気持ちともおさらばしなければならない」っていう決意の一文が、読み終わった後の余韻を深くしてます。最後の「これが異性愛者から同性愛者に変わった私のちょっとした話」で過去形になってるのも、彼女が今どう生きてるのか想像させられて、じんわりきました。真冬の花火さん、繊細な感情の描写が本当に上手ですね。