テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
誰かを救いたい
笑えなくてもいいって伝えたい
荒廃した世界の中で
泥まみれのまま生きている
寂しさ覚えてる誰かを
救いたいんだ
ひとりぼっちの君も
全て失った君も
期待することに疲れた君も
抱きしめられるような
そんな歌を歌いたい
がむしゃらに叫んだって
そばで寄り添ってみたって
なんにも届きやしなかった
きっと、僕のせいだね
救われたって言う人も
弱々しく笑った人も
凄かったのは君の方なんだ
変な言葉が並べられた
必死で汚い歌を
僕は、まだ
歌い続けよう
そんな技術もない
センスもない
だから誰も救えないんだ
あの有名な作曲者も
あの綺麗な声の歌い手も
あの優しい言葉の作詞者も
僕にはどれにも届かないや
そんなことは
分かってんのにね
声が枯れるまで歌ったって
命を削って謳ったって
ほとんど見られやしなかった
きっと、僕のせいだね
凄いって言って
眩しい笑顔を見せた
僕は、僕は
そんな君に救われた
めちゃくちゃな音が奏でる歌を、
滑稽で醜い歌を
僕は、まだ
歌い続けよう
結局
間に合わなくても
届かなくても
笑顔にできなくても
あの人が僕を救ってくれたから
君が僕を見つけてくれたから
今度は救う人になりたいんだ
だから…
僕は
喉が痛むほど歌って
心の中全部謳って
言葉を喰いつくすまで
ずっと、届けていこうか
賞賛が欲しいんじゃなくて
数字が欲しいんじゃなくて
君の綺麗な
笑顔を見たいだけだ
ありきたりで馬鹿の一つ覚えのような歌を
こんな僕でも
歌わせてほしい
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!