君の色がない世界 ちょいグロ注意
ガチャ
叶太「ただいま」
彩「叶太おかえり!お腹すいてるでしょ?ご飯食べよ!」
叶太「うん。いつもありがとうな」
彩「ちょ、急に言われても……ほ、ほら!ご飯食べよ!」
叶太「はいはい」
俺が仕事から帰ってくるといつも待ってくれているのが彼女の彩
明日も彼女がいるから頑張れる
叶太「もう寝るね。おやすみ」
彩「うん、おやすみ」
翌日
叶太「おはよ」
彩「おはよー!はい、朝御飯」
叶太「ありがと、頂きます」
叶太「ごちそうさま」
彩「じゃ、お仕事いってらっしゃい」
叶太「ん、いってきます」
いつも通り朝御飯を食べて
いってきますを言って
仕事をして
おかえりって言ってくれて
ご飯を食べて
風呂に入って
歯を磨いて
一緒に寝るって日がいつまでも続くわけがない
いつか終わりが来る
それが早かっただけなんだ
ガチャ
叶太「ただい……ま?」
彩の体とその周りの床が紅色に染まっていた
叶太「お、おい!起きてる?」
ダメだ
返事がない
救急車呼ばないと
プルルルルル
叶太「もしもし」
「もしもし消防ですか?救急ですか」
叶太「救急です。家に帰ったら地だらけになった彼女が倒れていたんです」
「わかりました。住所を教えてください」
叶太「住所は…………」
あれから約10分で救急車が来た
病院についてすぐにもう戻ってこないことを伝えられた
あれから何日か経った
朝食を作って
歯を磨いたり、顔を洗ったりして
一人で朝食を食べて
いってきますもただいまも独り言になっていて
夕食をつくって
夕食を食べて
風呂に入って
歯を磨いて
おやすみを言って
深い眠りにつく
そんなつまんない毎日になっていた
彩が
俺の毎日に
生活に
人生に彩りをつけてくれていたんだ
もっと
ありがとうを
大好きを
愛してるを
伝えておけばよかった
今言っても幽霊になった君に聞こえるかな
世界一大好きで宇宙一俺が愛している人へ
いつもありがとうな
これからはゆっくり休んでくれ
たまには会いに来てくれよ
いつでもいいからさ
あとから後悔しないように
今しかできないこと全力でしよう
どうも。無名のサメです。
はじめてのストーリーですね
どうだったでしょうか
個人的には頑張ったんじゃないかなって思います
もっとみたいと思っていただけたら嬉しいです
それではまたいつか。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!