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俺は右に歩いて行った
すると明かりがぽつりぽつりと見え始めたのである
先程までの草木が生い茂る道とは違いだんだんとアスファルトで整備されている道になってゆく。
あぁ
やっと帰れる……
そう思ったのも束の間俺は肩を叩かれた
振り返るとそこには警官が立っていた。
警官の顔は影で隠れていてよく見えない。
警官 こんばんわ
俺はその人の声のトーンから笑顔だろうと察しとった
らっだぁ あぁ…こんばんは………
警官 夜分遅くにすいませんね…w
警官 ちょっとした事情聴取をしたいもので……
俺は早く家に帰りたかったが帰らせてくれなそうなのでしぶしぶ事情聴取を受けることにした
警察署まで連行され署内の一室に案内される
席に座り警官と対面する形で事情聴取は行われた。
警官 あそこの通りで昨晩交通事故が起きまして……その情報を求めているのですよ
警官 なにか知っていることなどはありませんか?
警官は俺に質問をしながら紙に何かを記入している
らっだぁ いえ…なにも……
警官 そうですか………貴方は此処ラ近辺の住民ですか?
らっだぁ 違います…今日はいつも降りている駅を乗り過ごしてしまったみたいで……
らっだぁ 気がついたら雨月駅という駅にいてそこからここまで歩いてきたんです
警官 雨月駅からですか…遠かったでしょうに………
らっだぁ はは…
警官 ではご自宅はどこに?
らっだぁ えっと……〇〇らへんですね
警官 へぇ……そんなに遠いところから………
警官 泊まるところなどは決まっているのですか?
らっだぁ え?いや……そういや………まだ何も考えて…なかった…………
警官 では警察署でも良いのなら泊まって行きますか?
らっだぁ いいんですか…?
警官 えぇあ!そういえば聞き忘れていました
警官 貴方のお名前は?
らっだぁ 俺の名前は
らっだぁ “らっだぁ”です
警官? 羅ッ堕ァさんでスね
警官? 分かリました
レ官? すぐに手配しておきマす
警官? それまで此処デ少々お待チ下さイ
彼は気づいていない。
今待っていてくれと言われた警官に背後から銃を向けられていることを。
警ウ? 羅ッ堕ァ……じゃあネ
彼はその声に驚き振り向いた。
だが遅かったようだ。
彼の胸にはぽっかりと穴が空いた。そしてそれと同様に口も開いている。
らっだぁ レ……ぅ…………?
彼は口から溢れ出る血など気にする様子もなく警官の名前を呼んだ
レウ んふふw……じゃあまたね
レウ 羅ッ堕ァ
幻覚を見た。
その後彼と伊田場零雨を目にした者はいなかった。
これは夢である。。。?