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夜。
やなとは、
少し早めに通話を開いた。
まだ誰もいない画面。
静かなその空間を見つめながら、
小さく息を吐く。
最近、
こういう時間が増えた。
誰かを待つ時間。
前は、
開けば誰かがいたのに。
『やなとー』
不意に声が入る。
「あ、にっしー」
『早いじゃん』
「にっしーもね」
『まあねw』
少し眠そうな笑い声。
それだけで、
肩の力が少し抜ける。
そのあと、
次々と通知音が鳴った。
『こんばんはー』
『おつかれー』
『今来たー』
ゆたた、
ばなばな、
おさでい。
通話が一気に賑やかになる。
配信の話。
録音の話。
次の歌みたの話。
いつもの、
7人の日常。
「あれ、らおらおは?」
やなとが聞くと、
『もう来ると思う』
おさでいが答える。
その直後。
『ごめん遅れたー!』
明るい声が響いた。
「らおらお」
『やっと来たw』
『遅いって〜』
笑い声が重なる。
その時だった。
『……あれ?』
だいくんの声。
『今、全員いる?』
一瞬だけ、
通話が静かになる。
「……ほんとだ」
『7人いるじゃん』
にっしーが笑う。
その言葉に、
やなとの胸がぎゅっと締めつけられた。
最近は、
誰かが録音中だったり、
予定が合わなかったり。
全員揃うことが、
少し減っていたから。
『なんか久しぶりな気がする』
ゆたたがぽつりと言う。
『分かる』
『最近忙しかったしね』
みんなは軽く笑っている。
でも。
やなとは、
その声を聞きながら思っていた。
──この時間、
ずっと続けばいいのに。
♡200
やってみただけなのに、、、
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