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サイド ??
ここは、一体どこなのだろう。
なんで私はここにいるのだろう。
「えっと……。とりあえず、話をしたほうがいいんじゃない?この子も混乱してるみたいだしさ」
オレンジ色のTシャツを着た青年…ルネは私の顔を見てそう言った。
気を遣ってくれたのかな?
「そうだな!ええと、……名前は?」
赤いジャージの少年は私にそう尋ねた。
「私……。私の名前は……」
「キリ。藤井 桐生(フジイ キリ)っていうんだ」
サイド キリ
リビングのテーブルを5人で囲む。
私は、キンキンに冷えた麦茶を一気に飲み干した。
こんなにただのお茶が美味しく感じたのは、初めてかもしれない。
「コレ、ありがとね」
「い、いえ……」
ふるふると首をふったのは水色のワンピースを着た長い黒髪の少女だ。
かなりの人見知りらしい。今もプルプル(ガクガク?)震えている。
「それで、あなたたちは……?」
息を吸って私は切り出した。
「俺たちは、モンダイジ団だ!」
赤いジャージの少年はドヤ顔でそう言った。
…………つまり?
「簡単に説明すると、この世界が嫌いだったり、うまく周りの人達と馴染めなかった人……いわゆる『モンダイジ』が集まった団ってこと」
ルネは私が知りたかったことをわかりやすく説明してくれた。
「俺たちは、俺たちのようなモンダイジを探して助ける事を目標としていろいろな活動をしている」
黒いパーカーの人が補足をする。
私は赤いジャージの少年に質問した。
「だから、私のことも助けてくれたの?」
「ああ、それもあるんだけどな……」
「キリちゃんもどう?」
話を遮って、ルネが私の顔を覗きながら聞いてきた。
「キノから話聞いたけどさ、学校から逃げ出したってことは君もこの世界が嫌いでしょ?」
「…………」
図星だ。すでに、私はこの団に興味がある。
まるで全て見透かされているみたいで、少し怖い。
でも、私はこの団に入ってみたい。
「……うん。私もモンダイジ団の一員になりたいな。入っても、いい?」
4人は顔を見合わせて、笑顔で私のほうを向いた。
『ようこそ、モンダイジ団へ!』
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