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────東京都─晴山 香乃恵宅────────

小鳥の声がさえずり、私は早朝に目を覚ました。まだ”朝”なんていう時間じゃない。

何故目を覚ましたのか?

“嫌な予感”

私を眠りから覚ましたのがこんな理由だった。嫌な予感なんて日々あるものだったのに。

書類上のミス、プライベートでのミス。日本国の副総理である私はどんなミスも許されない。

パソコンで会見用の書類を作成し、少し目を休める。この繰り返しを続けて2時間ほど。ふと、ニュースが気になってTVの電源を入れた。

『昨日未明、都内の山奥で女性の焼死体が発見されました。30代と見られる女性は、白骨化した状態で付近の住民に発見されたそうです。また、ロープを着用していたのか───────』

「焼死体?怖い事件ね、、、」

おぞましい言葉たちに少し身震いする。

プルルルルルルルルルルルル

「?!」

着信音にすら体が大きく震えた。受信相手は、私の秘書である萩本からで、見覚えのある文字達に少し安堵の息がもれた。

『晴山先生!?萩本です』

「萩本君、こんな朝早くにどうしたの。それにどうして焦って────────」

『先生こそ!どうして冷静にいらっしゃるんですか?!』

「どうしてって、、、2時間前に起きたからよ」

『僕が言いたいのはそういう意味のことではないです!ニュース!ご覧になってないですか?!』

「ニュース?今見てるけど───────」

TVの方に振り返ると、顔から一気に血が引いていった感覚がした。さっき放送されていた焼死体の女性の件。TV画面に大きく映し出されている私の顔。その隣に踊る文字。

『変死体で発見された女性、 姉は晴山副総理』

落としてしまったスマホからは萩本の声が響いていた。自分の体を、泥が沈めていくような錯覚に陥った。

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