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第1話


??:──どうして学校に行かないの?

??:──体が悪いわけじゃないんでしょう?




??:──あの子、学校ズル休みしてるらしいよ。しかも何回も。

??:──私達は頑張って行ってるのに、ずるいよ。




??:──そろそろ学校に来たらどうだ?

??:──ずっとそのままじゃお前のためにならないだろ?

??:──そんなんで高校どうするんだ?





━━━━━━「変な子」━━━━━━




葵:「っは!」


(…嫌な夢を見たな…)


「縁起が悪い…」

「……行こう。」




葵:「おはよう。母さん。」


葵の母:「!おはよう葵っ!」

「早いわね。今日は大丈夫なの?」


葵:「…うん。…最近学校行けてないから、行かないと。もう高2だし。」


葵の母:「そう…無理はしないでね。」

「あっ朝ごはん、用意するね。」


葵:「うん。…ありがとう。」


(母さんはすぐに顔に出るな。)

(久しぶりに学校に行くのを見てホッとしてるのがよくわかる。)

(いつも、迷惑ばっかかけてるな…)


「…ごめん((ボソッ」


葵の母:「?何か言った?」


葵:「…いや、何も?」(*^^*)










((トコトコトコトコ

((ドン!

葵:「わっ」

((ドサッ

「ご、ごめんなさい…」


ぶつかった人:「チッ…ちゃんと前見て歩けよ!」


葵:「は、はい…」


(前見て歩けなんて、無理だ。…怖い。)

(そもそも、前を見て、胸を張って歩く自信なんて…ない。)


(ああ、電車、乗りたくない。)

(学校、行きたくない。)

(人に、会いたくない。)









((まもなく、電車がまいります。

黄色い線の外側でお待ち下さい。

((ガヤガヤザワザワ

((ガタンゴトン…プシューー


葵:(これ、だよね。久しぶりすぎて、あんまり覚えてない。)


(…席、空いてない。人がいっぱいだ…)

(最悪…)


((ガタンゴトン…ガタンゴトン…


葵:「…っ…」

(急に気分悪くなってきた。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

??:「なんで来ないの?」

??:「みんな我慢してるんだよ?」

??:「なんで普通のことができないの?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

葵:(…っ!やめて、出て来るなっ…!)

「っ…やだ…」

(涙が…止めたいのに…!)

((ポロポロ

(ダメっ!ここで泣いたら…ダメだ…!)

(わかってるのにっ…)


(誰も助けてくれない。わかってたけど、いざ体験すると、悲しいな。)


??:「──だ───で─か?」

??:「──大丈夫ですか?!」



















((続

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