瑠璃「あ”ぁ最悪…」
祖母「大丈夫かい?(焦)」
瑠璃「大丈夫…笑今日町内会での集まりがあるんでしょ?行ってきていいよ」ニコ
祖母「でも…熱が8.0°もあるんだからお家で1人にはさせられないよ…」
瑠璃「私なら大丈夫…!笑おばあちゃんもたまには息抜きしないと!」ニコ
祖母「ほ、本当に大丈夫かい?」
瑠璃「大丈夫大丈夫…!ほら!時間無くなっちゃうよ!」ニコ
おばあちゃんを玄関まで連れていく。
祖母「じゃあ、行ってくるけど…何かあったら必ず電話してね?」
瑠璃「はーい」
祖母「帰りが遅くならないようにするわね!」
瑠璃「おばあちゃんも気おつけてね笑」
祖母「はいよ笑じゃあ、行ってきます」ニコ
瑠璃「行ってらっしゃい笑」
おばあちゃんを見送り、部屋へ向かってベッドに横になる。
瑠璃「…ん…?赤葦からメール来てる…」
なんか、なれないなぁ誰かと連絡するの何時ぶりだろ、それに赤葦と連絡取れるとか…まぁ、赤葦が勝手にやっただけだけど…
———————‐——————-‐——————-‐——————
赤葦「天宮ってスマホ持ってる?」
瑠璃「持ってるけど…なんで?」
赤葦「連絡先交換しない?」
瑠璃「え…!?ど、どうしても?」
赤葦「天宮ともっと仲良くなりたい」
瑠璃「ッ//い、良いけど…//」
赤葦「ありがとう笑」
瑠璃「……これでいいの?」
赤葦「うん、これで何時でも連絡出来る」
瑠璃「……?なんでニヤニヤしてるの…?」
赤葦「いや…笑これでもっと天宮の事知れるなって思って笑」ニコ
瑠璃「なッ!?/////君ってやつは……!!/////」
———————‐——————-‐———————‐—————-
瑠璃「…はぁ、とにかく返信するか…」
メール:
赤葦【まだ学校に来てなさそうだけど、大丈夫?】
瑠璃「…心配してくれてるのか…?」
瑠璃【ごめん、今日は学校行けない】
赤葦【体調悪いの?】
瑠璃【まぁ…熱が出ちゃって、まぁすぐ治ると思うから気にしないで。】
赤葦【いや、気になって授業集中出来ない】
瑠璃【ほんと大丈夫だから気にしないでね】
赤葦【わかった…じゃあ放課後待っててね。じゃあHR始まるからまた連絡する】
…………………………………………………………………………………
瑠璃「え?放課後待っててね…って…どうゆう事?…あーもう!頭が回らない!!もういいや…寝よ…体だるい…………」
一方学校に居る赤葦は──
先生「えー、出席とるぞ〜──────────────────────────────────────────────────────えー、天宮…は熱で休み…っと」
赤葦「…」
天宮大丈夫かな、熱だなんて…心配だな。
早く学校終わらないかな、今から学校抜け出して天宮の家に行きたい、天宮の顔が見たいし心配なんだけど…天宮には気にしないでって言われたけど…気になる、だって好きな人が熱だなんて心配でしかないよ、それにちょっと熱が出てる天宮の顔が見たい。絶対かわいい……はぁ、でも本当に心配だな、とにかく早く天宮に会いたいな、今日は部活休みだから学校終わったら早く行こう。
そして、学校が終わり。下校時間に
木兎「あれ!今日は瑠璃ちゃん居ないの!?」
赤葦「どうやら熱を出したそうです」
木葉「まじか!?大丈夫かなぁ…」
赤葦「本人は大丈夫って言ってましたけど、天宮の『大丈夫』は、大丈夫じゃないので。俺、天宮の家に行ってきますので」
雪絵「赤葦って本当に瑠璃ちゃんの事好きね〜」
雀田「アプローチは順調?笑」
赤葦「まだ距離はありますが…前よりは仲良くなれてると思います」
木葉「まぁ、頑張れよ!」
雪絵「はぁ、今日も瑠璃ちゃんの事抱きしめたかったのになぁ〜…それにほっぺで遊びたかった」
雀田「瑠璃ちゃん可愛いし、ほっぺぷにぷにだっよね〜!」
赤葦「…それじゃあ俺はこれで」
木兎「またな〜!!」
部屋
瑠璃「…なんか…朝より酷くなってる気が…マジで辛すぎ………おばあちゃん、楽しんでるといいな…」
『ピンポーン』
瑠璃「…?誰か来た…?」
ベッドから立ち上がり、玄関まで向かい。
ドアを開けると、そこには──
赤葦「…あ、天宮大丈夫?」
天宮、顔赤い…それに肩とか見えてる……てか髪の毛長、綺麗な白色。めちゃくちゃ可愛い…それになんかエ〇い…
ポカーンとした顔をしてる赤葦が立っていた。
瑠璃「…え?赤葦…?…あ、幻覚か」
赤葦「現実だよ、天宮」
瑠璃「そっかぁ…現実か」
体の力が抜け、崩れ落ちそうになった時、赤葦が急いで駆け付けて、天宮を抱き寄せる
赤葦「ッ間に合った……」
瑠璃「…ごめん、赤葦……」
赤葦「いいよ、別に。部屋何処?」
瑠璃「階段を上って…少し進んだら右側にある部屋が…ッ私の部屋……」
赤葦「分かった」
そう言うと赤葦は私を抱き上げた。
これは…お姫様抱っこ?
前にもあった気が……あ、体育祭の時だ
部屋に辿り着き、ベッドに天宮を下ろし寝かせてる。
瑠璃「ありがとう…赤葦」
赤葦「いいよ笑」
瑠璃「……」
赤葦「熱は計った?」
瑠璃「さっき測ったら8.5°…」
赤葦「高いね…タオルと水持ってくるね、台所とかは何処にあるの?」
瑠璃「階段降りて左…」
赤葦「分かった」
瑠璃「…」
まさか、初めて部屋に入れる時が熱を出した時だなんて……最悪だ
5分後
赤葦「お待たせ、おでこにタオル乗っけるね」
瑠璃「うん…」
タオルを水につけ、絞ったタオルをおでこに。
瑠璃「冷た〜…」
赤葦「……天宮、バレーやっぱりやってたんだね」
瑠璃「まぁね…中学で辞めたけど…」
赤葦「なんで、辞めちゃったの?」
瑠璃「…病気で辞めた、入院して今は落ち着いてるけど、激しい運動は控えるようにって医者に言われた」
なんか、余計なこと話しちゃうな…
赤葦「そっか……」
瑠璃「…私さ、JAPANだったんだ」
赤葦「………!」
そうだ、思い出した…
瑠璃「…楽しかったなぁ……笑君達がバレーしてるのを見た時、羨ましかった……笑…それと同時に、見たくなかった…」
赤葦「…」
瑠璃「また、バレーがしたくなるから……ッまた…バレーがしたい…ッて……ッ……(泣)」
赤葦「…バレーがしたいなら、俺とバレーしようよ、木兎さんもきっと一緒にバレーしてくれる」
瑠璃「…でも…」
赤葦「待つよ俺、天宮とバレーしたいから。ダメかな?笑」
瑠璃「…はは…笑…ッ仕方ないなぁ笑(泣)」
赤葦「天宮って『小さき天使』…でしょ?」
瑠璃「…!懐かしいなぁ笑…まぁね…」
赤葦「天宮が体育でバレーの授業の時、スパイク打ってたのを見て、思い出した。まるで羽があるかのように見えたんだ。テレビで見た事あって、思い出したんだ」
瑠璃「…そっかぁ」
赤葦「天宮、バレー部のマネージャーやらない?」
瑠璃「え?」
赤葦「バレーの経験もあって、何か悪い所とかあったら教えて欲しいし」
瑠璃「…少し、考えさせて欲しい」
赤葦「うん、分かった」
瑠璃「…ありがとう赤葦」
赤葦「…?何が?」
瑠璃「…色々と//」
赤葦「…ふ笑素直な天宮も可愛い笑」
瑠璃「う、うるさい…//なんで…簡単に言うのさ…//」
赤葦「忘れたの?天宮?笑」
瑠璃「…?」
赤葦「俺、天宮を意識させるって言ったでしょ?」ニコ
瑠璃「ッ!!/////」
赤葦「必ず、好きにさせるよ」
私の手を握り、赤葦は手の平にキスをした。
瑠璃「なッ!?/////ッ〜!!/////」
赤葦「ふふ笑」ニコ
「ただいまぁ〜!」
玄関のドアが開く音がし、おばあちゃんの声が聞こえた
赤葦「…?」
瑠璃「あ、おばあちゃんだ…!」
そして、私がオドオドしてると、おばあちゃんが部屋に入ってきた
祖母「瑠璃ちゃん、大丈夫か──」
赤葦「あ、お邪魔しています」((ペコ
祖母「………も、ももももしや!?」
瑠璃「違うよおばあちゃん!?この子は私のクラスメイトだからね!!」
赤葦に握られてた手を急いで離す。
祖母「そ、そうなのかい?か、彼氏かと…」
瑠璃「”ただの”クラスメイトだから!!/////」
赤葦「天宮…俺はただのクラスメイトなの…?」
瑠璃「話をややこしくしようとしないでくれる?!/////」
祖母「仲がいいのね笑あ!お茶出すわね!下で学校での瑠璃ちゃんの話とか聞かせて欲しいわ!」ニコ
瑠璃「なんで!?」
赤葦「いえ、お構いなく」
祖母「いいのいいの!初めて瑠璃ちゃんがお家にお友達を連れて来てくれたんだから!おもてなしさせて頂戴!」ニコ
赤葦「じゃあ…お言葉に甘えて」
瑠璃「はぁ……」
もう、疲れたから寝よう
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
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