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あじさい。
120
#❤️💛
さぬ
25
8,170
ライブ終わり5人で打ち上げに来た
この前はスタッフさんとだったが
今回は完全にプライベートだ
「かんぱーい」
みんなでグラスを掲げて
一気に飲む舜太
ちびちび飲むじゅうたろう
結構飲むだいち
一口がでかいはやと
口つけただけの俺
お酒のスピードばみんな違うが
いつもはほろ酔い程度で終わる
だが今回のライブは
いつもと違ったところがたくさんあり
それにより話す話題も
増えるわけで
長々口開けっぱなし、そしたら喉が渇く
お酒を飲むのリサイクル環境にあるため
みんないつもよりお酒を飲んで
少し頬が赤い
じゅうたろうと俺を除いて
「みんな酔ってるね」
「んな」
普段酔わないだいちも
今となっては隣に座る彼氏(舜太)の肩に寄りかかって
「だいすきやぁ」
とか甘々な言葉と声で言っている
その言葉に酔ってる舜太は
「おれもやでぇ」
目の前に見事バカップルが爆誕したころで
はやとも珍しく酔っていた
それもかなりばかり
なんならこの中で1番酔っている
ほろ酔いとか甘々なレベルじゃない
何を話してるのかもわからない
呂律が回っていないのだろう
「うぇへへ」
可愛いのか可愛くないのかわからない笑い方をしている
なんなんこいつ
酒が回っているからか
まともに舌が機能していない
「じんとぉ」
隣にいる俺を少し赤い頬と唇をしたはやとが話しかけてくる
色々心臓にくるし
シンプルに心配だ
これ明日は二日酔いコースだなぁ…
「…俺のこと好きぃ?」
デレデレモードに入ったようで
お酒を置いてすっと恋人繋ぎしてきた
酔ってても手慣れてるのほんとどうにかして欲しい
「言わなくてもわかるでしょ?」
離そうとしても強い力で解けない
こいつ本当に酔ってるのか?
絶対嘘だろこんなん酔っ払いの力じゃねぇよ
と思わずツッコミたくなる
でも相変わらずはやとは
デロデロのデレデレだ
「なぁんで!」
子供みたく怒る
いつもの最年長はどこへ…
今となれば俺が最年長みたいな感じになっている
大丈夫かよ
「伝わってない?」
「うん」
素直に頷いてくる
自分では伝えているつもりだったのだが
そうではないみたいで
まぁでもこのお酒の量なら多分
明日になったら忘れてるし
ちょっとくらいベタになってやってもいいか
「大好き…これで満足?」
「えへへぇ!」
満足そうに笑うはやと
たまにはこう言うのもいいかもな
この顔見れるなら全然…って
俺今すげーバカなこと考えたよな
「じんちゃん」
「ん?」
サラダをもぐもぐしながら俺を呼ぶじゅうたろう
なんか頬が赤い気がするけど
上のライトのせいかな?
ちょっと暑いのか?
遠慮しがちだから言ってくれないんだよないつも
言えばいいのにな、別にそのくらい
気にしないのに
エアコンついてるからつけるか
リモコンを手に取り冷房をつける
「俺のこと好き?」
思わず手に持っていたリモコンを落としそうになった
え?この子なんて言った今?
頬が赤いのってまさか?!
じゅうたろうの手元を確認すると
だいちの飲んでる結構強めのお酒を手に取っていた
あぁ〜間違えて飲んじゃった系だ…
うっわぁこれはまずいぞ、
「ねぇ、答えてよ」
友達にこんな質問されるとはな、
予想もしてなかったわ
じゅうたろうの目を直視できない
そんな好きな女の子見てるみたいな目で見ないで?!
こっちまで変に冷や汗かくからさ
「友達として好きだけど…」
本音を伝える
友達としては好きだしよく頼らせてもらっている
この前もはやとがあざとすぎるって
俺のしょうもない相談乗ってくれたし
ここは少し大目に見てやるかぁ…
てかこれ間接キス、いやまぁ舜太が気にしてないならいいか
ちらっとバカップルの方を見ると
ただ見つめあって笑っている
頬が赤い2人
だいちの場合は耳まで赤い
多分照れているのだろう
なんだか微笑ましくて笑っていると
「…帰る」
はやとがぽつりと呟いた
なんだか悲しそうに見えた、
まぁ帰れる状況ではある
少しみんなに水飲ませて
酔いが覚めてきたあたりで各々解散
でいいかな??
「みんな水飲んで!もう帰るからね〜」
みんなに水を配る
俺もコップに残っている少しのお酒を飲干して
水を飲む
明日がオフでよかった
二日酔いで振り付けどころか体もまともに動かせないだろうから
3人はすんなり飲んでくれて
バカップルは飲ませ合いっこしていた
ただ…
「はやと?飲まないと頭痛くなるよ?」
そう言ってもコップを受け取ってくれない
ずっと拗ねてる顔をして
“わかってない!”みたいな
一方的に突き放されてる
「飲ませて?」
うるうるな目でこちらを見てくる
そんくらいは別にいいけどな
そんな媚び売らなくても
俺はコップをはやとの口に近づけて優しく
水を流し込む
こぼれないようにゆっくりと
ごくんとはやともちゃんと
飲んでくれた
ちょっと溢れた水を軽くテッシュで拭く
あたりを見渡すと
みんな顔色が良くなってきている
じゃあそろそろでるか。
「気をつけて」
あれからみんな少し正気に戻って
顔の赤みも減り
ほろ酔い程度になっていた
はやとはまだベロベロだが
もう平気だとじゅうたろうがタクシーで
2人を送ってくれるらしい
ありがたい…
それとは別で
さっきした質問はマジで気の迷いだから気に留めるなと耳にタコができるくらい
説明されて謝られた
別にそこまで気に留めてるわけじゃないのに…
まぁでもじゅうたろうが好きなのは、
いや今はやめておこう。
1人で帰るつもりでいたわけではないが
まさかのはやともついてきた
なんかこれお決まりのパターンみたいな…
もはやルーティンと化してる気もする
とりあえず
はやとの家へ向かう
流石に自宅が酒臭くなるのは勘弁してほしいから、
冷たい風が涼しくて心地いい
はやとも「へへ…」と幸せそうに笑っている
赤ちゃんみたいな28歳
…色々と心配になる
どうこうしているうちに家につき
合鍵を使って開ける
二日酔い酷くならないといいけど
コメント
1件
お疲れさまです、リオンです。読みましたー! 打ち上げのわちゃわちゃした空気感がすごく伝わってきて、まるで隣の席で見てる気分になりました(笑) 特に、酔ったじゅうたろうが「俺のこと好き?」って聞いてくるシーン、心臓にきましたね…。普段ああいうこと言わなさそうなキャラだからこそグッときます。 はやとのデレデレモードと、それに対するじんの「バカなこと考えた」自覚も、バンド内の人間関係がじわじわ見えてきて続きが気になります。