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| 注意書き|

・この小説は

某有名実況者様のお名前を借りた二次創作になります。

名前をお借りしたご本人様方には一切関係ございません。


地雷の方は回れ右を推奨します。


・雰囲気の軍パロ+全力の捏造


・エセ関西弁


・誤字脱字、不適切な言葉等あれば指摘お願いします


||| 腐向けの意図はありません |||


以上の事を理解して頂けると幸いです。







| shoppi side |


初めてそれを見たのは一般兵の頃だったか幹部になってからだったか。


「っ、しょっぴぃ…」


ボロボロと大粒の涙を流しながらこちらに助けを求めるそいつの顔を見ていると、普段なら平気で出てくるような煽りよりも、心配の言葉が真っ先に出てくる。


「チーノ大丈夫かー?」


背中をさするも泣き止む様子もなく、寧ろ嗚咽が混じり、より酷くなっている気さえしている。



 何とか会話が出来る程には落ち着いた所で、ずっと引っかかっていた疑問を恐る恐る投げかけた。


「なぁチーノ、もしかして…」

「ん、正解〜!」


先程まで大泣きしていた人物とは思えない位の明るい声で

返答が帰ってきた。


sho「その体質も大変そうよなー」

ci「お前…絶対そんなこと思ってないやろ」

sho「あ、やっぱバレる?w」

ci「おいwww」


そんな他愛もない会話をしているうちに、自然と涙は収まっていた。






| cino side |


-数時間前-


任されていた書類もようやく終わり、少し休憩がてら届いたメールを確認していた。 応援のメールが多い中、アドバイスという名目のアンチコメントが目に止まった。

書いてある内容はある事無い事混ざっていたが、幹部に迷惑をかけるな、足を引っ張るなという旨のメールだった。


「俺だって分かってるし、頑張ってんだけどなぁ…」


他人に指摘されて気づく程、鈍感では無い。

こんなメールを送ってくる奴に比べれば努力している自信はある。しかし、幹部に迷惑をかけているのも事実、

やっぱり俺って幹部として相応しくないのかなぁ…

そんなことを考えていると、メガネに水滴が付いていた。

慌てて鏡をみると、ボロボロと涙がこぼれていた。

あ、やべ なんて考えている間にも絶え間なく溢れていき、遂に視界がぐちゃぐちゃに滲んでしまった。

流石にこれでは不味い… ただでさえ多忙な幹部が多い事に加えて、こんな姿を見られたら絶対にネタにされるし煽られる。

何を隠そうこの軍の幹部は、身内がミスをすればそれを煽り

ネタにすることが多いが、仲間の為なら命でも捨てられる様な仲間想いな奴らばかりなのだ。

そんな彼らがこの有様を見たら、更に迷惑をかけてしまう。何より、大事にされたくないし、そんな壊れ物のような扱いをされてしまっては、今後どんな顔して良いのか分からない


それでも何とか頼みの綱の同期、ショッピに電話をかける。




| shoppi side |


今日は特に急ぎの仕事もなく、バイクの手入れでもしようかと考えていた矢先、電話がなった。 

なんやねん こんな時に…なんて考えていたが、電話の相手がチーノである事に気づいた。

他の幹部、特に先輩のコネシマであれば 即切りしていたであろう。しかし、滅多に電話なんてしない彼からの連絡で、嫌な可能性が脳裏によぎる。 まさかな…なんて考えながらも電話に出た。


「南無南無ぅ?」

『ぐずっ… しょっぴぃ……』

「あー、分かったわすぐ行く。部屋でいいんよな?」

『うんっ… 』


最悪の事態を免れた事に安堵しつつ、すぐさま準備を始める。 タオル、水、あとは… インカムは置いておこう。もしガバってマイク入れたままにしていたなんて事は避けておきたい。

 準備が終わるとすぐさまチーノの部屋へ向かった。


ーそして今に至るのだが…


sho「にしても本当にその体質、」

ci「んー、俺にも分からんのよなー」


チーノ曰く、気づいた時には突発的に涙腺が緩くなる体質だったらしい。更に厄介なのが、周期的に涙の量が多くなるらしく、それが今日だったとの事。


sho「対処法さえ分かればええんやけど…」

ci「それが無いんだよなぁ今んとこ」 

sho「…敢えて玉ねぎ切ってみる?」

ci「なんでや!!wwwそんなん更に…ガチャッ

??「チーノ、ちょっとええか…ってえ?」


焦っていたとはいえ、鍵をかけなかった自分を恨んだ。

マズいと思ったその時にはもう手遅れで、


tn「ちょっ!?ハ?! なんでチーノ泣いてんの!?」

ci「え、トントン!?なんっで「フーン!どうしたぜ!!」

tn「ゾムちょっと神呼んできて!!」


普段ならトントンさんがこんな大声をあげることは絶対にないが、兄弟のように育ってきたチーノが目元が赤くなるまで泣いているのだ。無理もない。 

その声を聞いたゾムさんまでやってきて、事態はどんどん大きくなっていく…

当の本人もタオルで顔を覆い、俯いてしまった。


tn「やっぱり虐められてたんか…? どの隊のどいつや」

ci「いやっ、とんとんちゃうねん…」

tn「安心しぃや、お前を虐める奴らは全員粛清したるからな。

ロボロ、監視カメラに怪しい動きしとる奴映ってないか探して。ショッピ君はチーノの様子見たって。」


あれよあれよという間に幹部に話がいってしまい、チーノを守る会なんて名前のグルチャも作られてしまった。

何よりトントンさんの目がガチなのだ。

もうこれは俺らには止められない事態になったな

チーノ、がんばれよ…


to be continued…



過去作です……

恐らくこちらの方がかなり解像度高いと思われます


橙と紫と、時々雫と。

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