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前回のあらすじ


なおきりがタツマの妹アカネと出会い、タツマがアカネのところへやってきた。一方、2つ目の石像を見つけたうりどぬペア。2人はダイヤのツルハシを持っていないため、じゃぱのあペアか、たっつんのどちらかに石像を壊してもらうため石のタワーを建てた。しかし、うりどぬの目の前にだるまが現れ、じゃぱのあは先へ進めない。その時、どぬくが立っている石のタワーが突然揺れ始めた。そしてどぬくはタワーから落ちてしまい···

そして声が全く聞こえてないゆあん。実は母親から昼食を貰って、優雅に食事をしていたのだ。死んでいたと思い込んでいたメンバー達は大ブーイング。ゆあんは謝りながらゲームを再開。そこでだるまがシヴァるな達の前に現れ、その間に動こうとしたゆあんだが···。


〜タツマ視点〜


なおきりという青い髪の男から離れた瞬間、僕たちは別のバイオームへ移動し始めた。

勝手に死んだと思っていたゆあんという男は生きていた。紛らわしい。さて、次は誰を狙おう。

できれば1人で行動している人を狙いたい。なおきりを狙わなかったのは、僕が一緒にいる人達が死んだのを聞いて周りの奴らが僕を怪しむのが嫌だからだ。残り時間がたくさんあっても、できれば慎重に殺していきたい。そうでなければ、ここから出るのが難しくなってしまうから。

余裕をもって何事もなくここから出たい。アカネの為にも、僕自身の為にも。


さっきどぬくという男が死んだのは、僕のせいではない。石のタワーを小細工していない。えとという人を殺した時にガラス棒を使ったから、今はガラス棒の力を使えない。どぬくを殺したのは、






アカネだ。


アカネもガラス棒を持っている。僕があの時PCを操って、同時にアカネがだるまを操った。当時の100倍の強さになるように。

これは僕たちの思い出の品でもある。

このだるまのいる恐ろしい世界で全員を殺す方法。それはだるまが動いている人間を殺すか、くだらない方法で死ぬか。

けれど、それじゃあつまらない。何も事実を知らないまま死んで、周りがそれに怯えながら生きている。それが1番面白い。

だから物を自由に操ることができる強力なアイテムが欲しかった。ガラスなどのアイテムを集め、ようやく完成することができた。アカネはとても喜んでいた。これを使えば全員殺すことができると。

しかし、

実際に操れる物は食べ物や人物のちょっとした動きだけで、人物の運命や生死に関わることは一切変えられない。直接願うことはできない。

それと、1時間に1回しか使えない。それが、このガラス棒の短所だ。


このカラフルピーチというグループが来る前にも何人か参加者は来ていた。恐竜男が実況者が〜とか言っていた理由。それは、この世界にはどんな者でも入ることができるからだ。

これまで数十人もの参加者が来ていたのだが、最終的には生き残った人達が石像を全部壊し、僕たちが勝つことができなかった。とても悔しい。貧しい生活を永遠に送らないといけないなんて。

何をしてでも勝ちたかった。早くこんな生活をやめたかった。だから僕たちは強力なアイテムを何か作って、たくさんの人を殺そうと考えていたんだ。

サバイバルが上手い人ならまだしも、一般人や初心者がいるチームにも負けるなんて情けない。

何で最初からこんな良いアイデアを思い浮かばなかったのだろう。


そして、ボーダーから少し離れ、あの燃えないゾンビを連れて、1人でも2人でも殺そうと考えた。僕たちは今、ガラス棒を使えないから。

誰かいないのか。

少し歩いていると、だるまが現れた。でも、僕たちの周りにはいなかった。今のうちに近くにいる人を殺そう。

すると、黒い髪の口が笑っている男を見つけた。確か名前はゆあん。ずっと黙っていたから死んだのかと思っていたが、ご飯を食べるために勝手に抜け出したのだ。もういい。アイツにしよう。

僕たちは少し離れたところで待機をした。

するとアイツは、周りに何もないから動きたいと言った。仲間はダメだと言っていたが、だるまもいないし、周りに何も見えないから大丈夫だと思い、動き始めた。

周りに何も見えないから大丈夫じゃない。


何も見えないからこそ危険なんだ。


そしてゾンビの群れがニッコリ男を襲い、やがてそいつは死んでしまった。

よし。アイツは完全に油断していた。今頃ハンカチを噛みながら悔しがっているだろう。そうして僕たちは残っているゾンビの群れから逃げ、別のところへ避難したのだった。


〜じゃぱぱ視点〜


じゃぱぱ「えっ!?ゆあんくん!?」

たっつん「またななチキ食べに行ったんか?」

のあ「···本当に死んだ···?」

るな「嘘でしょ!?でもどうやって死んだの!?」

シヴァ「だるまは俺たちの目の前にいたのに···」

タツマ「次々と仲間が消えていく···とても怖いです。」

ゆあんくんが本当に死んでしまった。でも原因は何なんだ?だるまじゃないし、サバイバル技術が俺よりあるゆあんくんだからこそしょぼい死に方をして無さそうだし···。

うり「でもゆあんくんがボーダー探し終わって良かったな···」

じゃぱぱ「確かに!それは不幸中の幸いだったかもしれないね···。」

なおきり「ゆあんくんが半周頑張ってくれたんだ!僕も頑張りますよ!」

じゃぱぱ「なお兄好き♡」

なおきり「じゃぱぱさん大好き♡」

たっつん「おぇぇ···」

のあ「やっば(笑)」

うり「はははははははは(笑)」

ドン引きしたり笑ったりする一同。そして俺とのあさんは石像のところまで到着した。

うり「早く壊しちゃえ!!」

のあ「じゃぱぱさん、お願いします!」

じゃぱぱ「うおおおおおおおおお!!」

俺が必死に石像を壊す。左腕が痛い。

そして、2つ目の石像は消えたが···。


じゃぱぱ「まだクリアじゃないの!?」

まだゲームは終わらない。一体石像はいくつあるんだ?そして誰か分かる人はいないのか?

じゃぱぱ「これで10個あるよ〜って言われたら俺泣くよ?(笑)」

うり「20個もあったらどうする?」

じゃぱぱ「諦めるね☆」

のあ「ええ!?諦めちゃダメですよ!!」

じゃぱぱ「冗談だよ!でもいつかゲーム終わるからね!石像全部俺が壊してゲームを終わらせるよ!動画じゃないけど、カッコイイところ見せてやる!」

たっつん「全部じゃぱぱがやるのは無理あるやろ(笑)」

もふ「でも本当にいくつあるんだろうね?何かヒントはない?」

シヴァ「メモ持ってるけど、何しても石像の数が見えないんだよなぁ···。」

シヴァさんとるなが重要そうなメモを持っている。でもシミがついてて肝心なところが見えていない。

じゃぱぱ「洗濯機で洗ったら?(笑)」

たっつん「マイクラに洗濯機ないやろ!!」

なおきり「ははははははは(笑)」

たっつん「でも何すればええんやろ?ダイヤで擦ればワンチャン見えへん?」

いや宝くじ感覚で擦るな。

シヴァ「あっ!!ダイヤで思い出した!!」

じゃぱぱ「えっ!?何!?」

シヴァさんが何か思い出したようだ。

シヴァ「たっつんさ、ヒロくんの叫びでダイヤのツルハシ投げて落としたことあったでしょ?」

たっつん「まあ、せやけど···」

シヴァ「もしかしたらメモをどこかに落とせば何か見えたり···なんて」

いやいや、そんな簡単にうまくいくわけ···

るな「あっ!!水の中に入れたら少しだけ見えるようになった!!」

うまくいくんかーい!!

でも、何か手がかりを知れるようになった。ナイスだ、たっつんとシヴァさんとるな。

たっつん「俺の凡ミスがここで役に立つなんて思わなかったわ(笑)」

るな「読みます!!石像は5つ壊せばいいそうです!!」

じゃぱぱ「5つ!?」

残り3時間半で、あと3つの石像を壊さなければならない。間に合う···のか?

だるまは100倍強いし、これから先どうなるのか分からない。

うり「3時間半で3つかぁ!大丈夫でしょ!まだ11人も残ってるんだよ?」

じゃぱぱ「確かに!何回もだるまを倒した俺たちなら余裕だね!」

最初は何か警戒していたうりがポジティブな言葉を発する。

俺も同情し、皆を安心させる。

なおきり「それよりもう夜ですよ!1回寝ましょう!」

じゃぱぱ「うん、夜はできるだけ行動したくないからね!」

タツマ「アカネ、ベッドはある?」

アカネ「···ない。」

ヒロ「ええ!?」

そうだ。全員が寝ないと夜は過ごせないんだ。困ったな。俺とアカネさんは結構離れてると思うし、誰かベッドを届けてくれる人···

タツマ「ごめん。ベッドの素材持ってないんだ。今から羊探しに行こう。」

アカネ「うん!」

タツマさんがアカネさんを連れて羊毛をとりにいくそうだ。タツマさんは妹思いで優しいな。

でも、どこか雰囲気が怪しいような···。

もふ「あっ、隣に羊いた!」

ヒロ「えっ?どこにもいなくない?」

じゃぱぱ「あっ!!確かに!!」

たっつん「ヒロさん、鏡見ぃや!羊おるやろ?」

ヒロ「···馬鹿にした奴、全員死刑だ。」

渋い声を出してなんて発言をするんだ。ごめんなさい、ヒロくん。


そしてベッドの素材が全部揃い、アカネさんのベッドを作ることに成功した。

じゃぱぱ「おやすみ〜!」

もふ「おやすみ。」

ヒロ「明日は皆、血祭りだ。」

だから怖いって。後でお菓子あげるから。


それから俺、のあさん、うりは話し合いの結果、

俺が単独行動、のあさんとうりがペアになるようになった。

開始から1時間半、壊した石像は2つ。そして生きているメンバーは11人。

人数が多いからか、余裕が出るようになり、俺は海の中で平泳ぎし、たっつんは眼帯を外して外国人風に喋り、のあさんは冷蔵庫から板チョコを持ってきて食べ始めた。


余裕持ちすぎだろ!!だるまを倒すのが目的なのに呑気すぎないか!?



そして残り時間は3時間。ちょうど2時間が経った。まだ3つ目の石像は見つからない。

それに今のところ新しくダイヤのツルハシを作った人が1人もいない。呑気に平泳ぎとかしてるから何も進展しないんだ。


〜なおきり視点〜


だーるまさんがこーろんだ


なおきり「あっ···」

じゃぱぱ「えっ!?なお兄!?」

僕は···。


〜どぬく(観戦)視点〜

どぬく「ちくしょうめ〜」

俺はとても悔しかった。石のタワーを建てたのに、じゃっぴやもふくん達と合流する前に死んでしまった。

えと「どぬくさん、ゆあんくん···」

ゆあん「どうしたの?えとさん」

えとさんが震えた声で言う。

えと「2人が死んだのは、タツマとアカネが原因だと思う···。」

ゆあん「えっ!?」

どぬく「あの2人が···?俺、顔知らない人に殺されたの···?」

えとさんは自分の身に何があったのか、詳しく説明してくれた。

ゆあん「なるほど、俺は死ぬ前に2人がやったって言えばよかったのか···!」

どぬく「これからどうなるんだろ···?」

これからどんなことが起こるのか、皆分からない。俺たち3人は皆を応援する。絶対、皆なら勝てる!からぴちの恐ろしさ、見せつけてやる!


残り時間3:00(スタートから2時間経過)

だるまさんがころんだ〜アナザーストーリー〜

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