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前回のあらすじ
タツマ、アカネによって殺されてしまったどぬくとゆあん。最初に死んだえとに2人の仕業だと教えられ、じゃぱぱ達がゲームに勝てるのか不安になってしまう。
シヴァるながたっつんがダイヤのツルハシを間違えて投げたことを思い出し、シミのついたメモを水の中に入れ、壊す石像の数は5つあるということが分かった。
そしてだるまが現れ、なおきりは···。
残り3:00(スタートから2時間経過)
〜なおきり視点〜
なおきり「あっ···」
じゃぱぱ「えっ!?なお兄!?」
僕は···ボーダーを半周し終えた。ポピーはたくさんあったが、石像は1つもなかった。
なおきり「男なおきり、ボーダーを半周し終えました!」
じゃぱぱ「···紛らわしいこと言うな!!(怒)」
たっつん「なおきりさんはいつもいつも紛らわしいな!!(笑)」
じゃぱぱさんはガラガラ声で大激怒し、たっつんさんは笑いながら怒っている。
なおきり「いやーすいませんね!でもだるまに殺されそうになった時はちゃんとそう言いますから!」
じゃぱぱ「もう!!本当に心配したんだから!!」
なおきり「別に僕はじゃぱぱさんを悲しませようとしてませんよ!僕はじゃぱぱさんのこと好きですから!」
じゃぱぱ「なお兄···好き!」
なおきり「好きです!!ちゅちゅちゅ」
〜ヒロ視点〜
なおきりさんが気持ち悪すぎることをしてしまったので、お見せできません。皆さんの想像にお任せします。
たっつん「なおきりさん(笑)動画撮影してないとはいえ、さすがにそれはアカンやろ(笑)」
うり「きっもちわる(笑)」
のあ·もふ「はははははははははは(笑)」
一同は引き笑い。でも、からぴちはやっぱり笑っていた方がいい。どんなに辛くても誰かがこうやって笑いをとることができる。それがからぴちの良いところだと俺は思っている。
俺は今、もふくんと渓谷でダイヤ探しをしている。1個も見つからないので諦めようと思っていたが、じゃぱぱさん達だけに石像を壊すのを任せるのは良くないと思い、ダイヤ探しを続けた。
でも本当に1個も見つからない。最初に8個も見つけたじゃぱぱさん達は運が良いなと思った。
ヒロ「もふくん、見つからないから先に地上に上がってもいい?」
もふ「いいよ。最悪1人でも作れたら大丈夫だし。···ああ!!」
ヒロ「ん!?どうした!?」
もふ「ダイヤあった!!」
ヒロ「ええ!?」
もふくんがダイヤを見つけたそうだ。3つ見つけたが、ダイヤのツルハシは1個しか作れない。
もふくんは早速ツルハシを作り、ついでに見つけた金でヘルメットとブーツを作った。
ヒロ「す、凄い(笑)大金持ちな人って感じがする(笑)」
タツマ「どんな感じなのか見てみたいです!」
もふ「でも下は黒いスーツなんだよなぁ(笑)普通スーツの上に金の装備身につける?」
確かに、金の装備を身につけたサラリーマンとか見たことがない。もしかしたら全国に何人かはいるかもしれないけど。いや、いたら怖いな。
ヒロ「結構な時間潜ってたから鉱石とかたくさん集まったよね。」
もふ「うん、そろそろシヴァさん達以外の誰かと合流したいな。」
タツマ「あっ、良ければ僕たちと合流しませんか!?」
もふ「あっ、いいよ。」
ヒロ「装備はある程度揃ったし、そろそろ地上に戻ろうかな。」
俺は鉄装備をズボン以外揃えていた。これでガードは固くなったかもしれない。
俺たちは来た道を戻り、地上へと上がった。
でもそこには、小さいだるまが10体くらいがいた。そいつらは、跳ねながら俺たちを襲った。
痛い。すごく痛い。
もしかして俺たちはここで死ぬのか?装備をたくさん作って、ダイヤを見つけてツルハシを作って···苦労した時間が水の泡になるのか?
ダメだ。皆の声が聞こえない···
ごめん、何も役に立てなかった···
〜タツマ視点〜
僕とアカネは、洞窟を見つけた。そこには松明が数本置いてあり、誰かが入った跡だと見られる。
もし誰かが入っていて、普通に戻ってきたらつまらない。そうだ、何か罠を仕掛けよう。
落とし穴や、マグマなど皆が想像できるものじゃ物足りない。じわじわと痛みを与えてやりたい。
そうだ、これにしよう。
さっきだるまが現れて消えた後に出てきたミニだるま。だるまは僕たちの目の前に現れた。ポピー男がボーダーを見つけたと言った時に現れたんだ。でも何やら恐竜男とイチャイチャしていたらしく、すぐに言うことはできなかった。
でも、黙っておいたのは正解かもしれない。奴らはミニだるまのことを知らないから。
ミニだるまは動いていても動かなくても殺しにくる、いわゆるゾンビやスケルトンのようなモブだ。1回の攻撃でHPを3も削ってしまう。
見た目は気持ち悪いし、たくさん現れるから要らない奴だと思っていたが、何か役に立ちそうだなと改めて思った。
僕たちはガラス棒を使い、僕はミニだるまをたくさん出したいと願った。そしてアカネは、ミニだるまを洞窟から離れないよう固定した。
この協力プレイをするためにガラス棒を2つ作っておいたんだ。違う作業を同じタイミングで行うことができる。
自分で言うのもアレだが、なかなか良いアイデアだと思った。
誰か引っかからないか木の上からこっそり覗いた。ちなみに今、白樺のバイオームにいる。
そして数分後、羊のような男と、メガネの男が洞窟から上がってきた。そしてミニだるま共が2人を襲う。そうだ。苦しめ。もっと···もっと···
1回きり、大きなダメージを与えるよりじわじわと小さな痛みを与えて苦しませるのがいい。
見てて愉快だ。僕もアカネも鼻で笑いながらその光景を見ていた。
僕たちは許せなかった。友達も親もいないのに、僕たちの前で仲間だの友達だの、僕たちとは無縁の会話をしていたのを。2人で寂しく生活していたのに、この痛みを分かってくれる人はいなかったのに···12人の大勢のグループが僕たちの前で仲間がいるぜアピールをしている。不愉快だ。
アイツらはリアルの世界で美味しいご飯を食べて、綺麗な服を着て、友達と遊んで、たくさんのことを勉強して、大きな家で暮らして、家族と楽しい生活を送って···僕たちはそれを羨ましがることしかできないのに。
僕たちは過去の苦しみを忘れ、幸せそうに笑っているアイツらを殺すことしか考えられなくなった。いいな、アイツらは何にも囚われずに楽しいことをして、僕たちに自慢をすることができるから。不幸な人に自分の仲間を見せびらかして、相手の痛みを全く知らずにヘラヘラ笑うことができる。いいよな、ホント。リアルの世界のお前らって。
もふ、ヒロ死亡 残り9人(タツマ、アカネ含む)
羊男とメガネ男は僕たちの目の前で死亡し、僕たちは急いで遺品を回収した。ダイヤのツルハシや鉄の装備など、サバイバルに必須なアイテムが揃っている。
遺品を全てを回収した後、僕たちは別の洞窟へ潜り、アイテムを整理整頓した。
メガネ男の持っていたダイヤのツルハシは要らない。マグマの中に入れておこう。
そして、僕はマグマの中にダイヤのツルハシを放り込み、何事も無かったかのように外へ出ていった。
残りの7人を、どう苦しませようか。アイツらの苦しむ顔を想像したらワクワクが止まらない。
残り2:40
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