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「本当にありえない!何してんの⁉︎」
「ごめんってば!わざとじゃないの!」
「もう許さないから!大嫌い!」
そんな会話をしていた。悪いのは、私だ。言いすぎた。
推しのキーホルダーを壊されたのはたしかにショックだった。だけど、あんなに怒ることないと思う。
「はぁ、私、なにしてんだろ…。」
私は出月楽々(いづきらら)。中学一年生。
今日、すみれと喧嘩をした。悪いのは私なのに責任を押し付けようとした。最悪だ。
どうも落ち着かなくて、家から飛び出してきた。近くの小さな丘でぐったりしていた。
星が、綺麗だった。
「毎日に疲れた…。あの星みたいに遠く離れてしまいたい…。」
ポーポー
…?
ポッポーポー
「…ちょっと待って、空耳?なんか聞こえる。」
ポーーーーー
「え…。」
汽車?
(呆然)
「こんばんは。こんな遅くにどうしたの?」
え…
「きゃあーー!浮いてる〜‼︎喋ってる〜‼︎不審者‼︎不審者ァ!!!!」
「あーこらこら、近所迷惑だよ。落ち着いて落ち着いて。」
「びっくりした…。あなただれ?人間?」
「俺はゆらぎ。もちろん…幽霊さ!」
「えぇぇーーーー!!!」
「違う違う。幽霊って言っても怖くない幽霊だから。安心して。」
「えぇ…。」
「今時間ある?とりあえず乗って、乗って。」
「おぉ…!」
中は思ったより豪華だった。
「適当に座っといて。動かしてくる。」
「ふぅ。どっと疲れた。」
なんなの、コレ。現実?夢?よく分からない。
てか、あのゆらぎとか言う人、なんなの!?急に「俺は幽霊だ!」とか言ってさ。わけわかんない。
ガタン
「あ、列車が動いた?」
「やっほー。動かしてきた。」
「あ…ゆらぎ…くん。動かしてきたってゆらぎくんが?」
「そうだよ!俺は特急リリアンの運転士だからね!」
「へぇ。それより、聞きたいことがあるの。この列車、なんなの⁉︎」
「あぁ、それはねー
見てくれてありがとう!すぐ続き書くね!