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___________15話の本 とある一部
この世の中には“生まれつき”で特殊になる場合と、“感染”して特殊になる場合がある。
要因としては“感染”が多い。特に人狼からの“感染”が一番多いと言われている。
ただし、それもかなり稀なケースだ。”生まれつき“より可能性が高いだけである。
※特殊………ヴァンパイアや人狼のこと
kz side
s「______!」
s「ね_____k___て!」
s「k_____きて____大__夫?」
s「ねぇkz!起きてッ……」
k「ハッ(目覚」
s「うなされてたけど、大丈夫?」
…確かに。いつもみたいにスッキリしないし、自分の息は乱れていた。
k「今、時間って、…」
s「4時だけど、…」
k「…ッ、ご、ごめん」
k「起こしたよね」
s「…大丈夫?」
心配そうにsyuが顔を覗かせる。
s「顔色悪いし…」
k「え?そう…?」
s「体調悪い?もしかして俺の熱うつったりとか!?」
k「流石に違うって…大丈夫!」
いつもみたいに笑って、この場を凌ぐ。
k「俺、もう起きる時間になるから。syuはまだ寝てて…」
s「グイッ(押倒」
k「え、」
突然のことに頭が固まる。
…表情からかなり怒っていることが読み取れた。
k「あのsyuさん…?」
s「…まだ寝てて」
k「でも仕事…」
s「主人命令ね?」
何そのパワーワード……!
これ、従わなかったらどうなるんだ…?
k「…ありがとう」
s「寝ててね。今日は休んでてよ。」
k「えぇッ…!?」
s「いい?返事は?」
k「…はい」
…なんかいつものsyuからは考えられない圧を感じる
…俺、何でそんなに体調悪くなったんだ…?
不甲斐ない、と感じつつ、syuがそばにいてくれたおかげで良質な睡眠を取ることができた。
syu side
s「良かった、顔色良さそう」
…それにしても、何にうなされてたんだろう
s「なんか、俺も眠くなってきた…」
ダメだ、kzの様子しっかり見ておかないと…
s「…眠い、…でもkzはいっつもこれくらいに起きて働いてくれてるんだ…」
s「寝たらkzの様子が見れなくなるし…」
そうわかっていながらも、瞼はだんだんと下がっていってしまった。
kz side
k「ん、…(起」
k「ハッ今時間…!?」
AM6:48
k「やば、めっちゃ寝てんじゃん…!」
syuも起こさないと……
k「あれ、syuは…?」
周りを見渡しても居ない。まさか先に起きて…?
k(ん?腰回りになんか…)
布団を捲るとsyuの頭が見えた。
k(あ、抱きついて寝て…)
俺のこと見ててくれたのか…?
s「スー、スー…(寝」
k「ナデナデ(頭撫」
k「可愛い…」
無意識のうちにsyuを撫でていた。
k「って、起こさないと!…でも」
k「…今日はまだ寝かせるか。」
k「………にしても、」
syuが抱きついているから、どうやって起きればいいんだ…?
まぁ、syuの寝顔を見て待とう…
k(……ありがとう、俺のこと受け入れてくれて。)
きっと、俺の1番の心の支えで、1番の理解者だろうな…syuは。