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中原:「…ふざけるなよ!」
目を鋭く光らせると、体が震えるほどの圧力が倉庫内を支配する
中原の重力操作が発動する。水の竜が一瞬にして押しつぶされ、いさなの周囲にも重力の波が襲いかかる。
いさな:「さすが中原さんだ…。」
「でも、俺もただのガキじゃない。」
いさなの足元から水が湧き出し、包み込むように動き始める。重力の影響を無視した水が、宙に浮かびながら中原を取り囲む。
中原:「ほう、水で重力を抑えるか…。だが、それで俺を止められると思うなよ!」
さらに重力の圧力を高め、倉庫の天井がきしむ音を立て始める。
いさな:「止める必要なんてないさ。」
「俺の能力は、直接触れなくても、痛みを“感じさせる”ことができるんだ。」
突然、中原の体に奇妙な痛みが走る。腕や足、胸にまるで刃物で切りつけられたような感覚が広がる。
中原:「ぐっ…なんだ、この痛みは…!?」
いさな:「これは幻の痛み。実際には傷ついていないけど、脳が錯覚を起こしてるだけさ。」
「俺がこうして動いていられるのは、この痛みを操る力のおかげ。重力で抑えられたって、関係ない。」
中原は歯を食いしばりながら、力を込めて反撃を試みる。
中原:「なら…こいつでどうだ!」
いさなは中原の攻撃を予測していたかのように、薄く笑う。
いさな:「力任せに来ると思ってたよ。」
「水は形を変えるだけ。壊されても、また戻る。」
足元の水が一気に冷却され、氷へと変化する。重力の圧力を遮断するように、氷が防壁となり、さらに霧が倉庫内を包み込む。
中原:「霧…?くそ、視界が…!」
その瞬間、いさなが中原の背後に現れる。
いさな:「終わりにしようか、中原さん。」
中原:「…!」
「まいった、俺の負けだ…。だが、お前がやるとは思わなかったぜ。」
森:「素晴らしいね、いさな君。これで君が幹部の座にふさわしいことは証明されたよ。」
尾崎:「いいわね、銀の彼氏としても、なかなか頼もしいじゃない。」
中原:「ま、悪くない。けどな、幹部になったら、俺みたいな奴らばかりが相手だぞ。覚悟しとけよ。」
いさな:「もちろんだ。俺はその覚悟でここに来たんだから。」
いさなの加入により、ポートマフィアに新たな風が吹き込まれる。だが、その裏では、彼の存在がさらなる波乱を引き起こすことになるのだった…。