テラーノベル
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研究室に戻った私はセレーネさんと研究員の人たちの力を借りて、原因の追究に取り掛かった。その間も薬を作る手を止めるわけにはいかず、寝る間を惜しんで作業を進める。
先手を打って、花の蜜を子供にあげてはいけないと街に通達してから2日後、次第に減っていく患者数と共に、原因はやはり花の蜜だったと判明する。
「この集団感染の理由が、外国から流通した嗜好品だったとは……」
「しかし、貿易の際に安全性の確認はしていたはずなのにどうして?」
ボロボロの研究員たちが疲れ切った声で議論をしている声が聞こえ、私は彼らの前にアゼベの貿易資料を広げる。
「免疫力が低い子供が罹患するという限定的な発症条件があったからだと思います。今後は安全性の検査の密度と範囲を広げる必要があるかと」
私の話を聞きながらメモを取る***********************
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