コメント
3件
すげぇっ!!✨ え、Amさんやっぱりそういうことかぁ……?? 推理しがいがあってめっちゃおもろいです!!! 続き楽しみにしてる!!!!
何の変哲もない1日。
私は、ただただこの日をボーッと過ごしているだけ。何も無く過ぎてゆく。
私はどうしてこの世界に閉じ込められてしまったのだろうか。
ゲームとかでよくある、交通事故に遭って転生したとかはなさそう。自分自身が死んでしまった感じは全くない。
ただ、寂しいという感情があるだけだ。
何をしたらこの世界が終わるのだろう。
どうしたら、いいのだろうか。
グルグルと考えながら窓の外を見る。目を惹くほど美しい蝶が庭の花畑で美しく飛んでいた。
蝶の羽は、太陽の光を反射してエメラルドグリーンに輝く。反射した光の先には、私の緑色の瞳があった。
まるで、私の瞳の色を反射しているかのように、真っ直ぐ私の水晶体に色が届いた。
無意識に足が動き、目線で蝶を追いながら窓の前に立つ。蝶の奥には、空の色を乱反射してキラキラと宝石のように輝く海が見えた。
無駄に生きていよう。何も無い世界で何も無い私でいよう。そう思っていたのに。
その世界は私を裏切ってこんなに綺麗に輝いていた。何も無いのはきっと、私だけだった。
彼らはいつも輝いて、止まらず魅力的になっていって───。
あれ、『彼ら』ってなんだ?
ただ私は、エメラルドグリーンの蝶とスカイブルーの海を見ているだけじゃないか。
私は何と重ねた?この蝶とあの海を誰と重ねた?何と重ねた?
おかしい、今日は違う。
昨日生きた今日と、今生きている今日は