テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
115
589
ころさな
1,318
38
番外編17すたーと!
「えぇっ!? それじゃおれ、寝るのも監視されるの!?」
ベッドの上で青ざめるすちだったが、お兄ちゃんたちの「過保護スイッチ」は完全に狂気モードに入っていた。
「……あ。おい、待て」
いるまが、すちのパジャマの袖が少し捲れていることに気づき、ハッと目を見開いた。
「っ、いるまちゃん……?」
すちが身を竦めた瞬間、いるまがその細い手首をガシッと掴む。
5人のお兄ちゃんたちの脳裏に、あの真っ赤に腫れ上がっていた「つねり跡」のトラウマが最悪のタイミングで蘇った。
「すち……お前、また俺らに隠れて自分のこと傷つけてねぇだろうな?」
「えっ、やってないよ! 本当に!」
「口では何とでも言えるでしょ」
みことが、蕩けるような、でも一切の拒絶を許さない笑顔でベッドに上がってきた。
「すちくん、お兄ちゃんたちを安心させるためだと思って、ちょっと大人しくしててね💕」
「ひゃっ!? み、みこちゃん、何するの……っ!」
すちが抵抗する間もなく、らんとなつに左右から優しく(でも絶対に動けない力で)両手首をホールドされてしまう。
「すち、暴れるな。傷がないか確かめるだけだから」
らんが低い声で言いながら、すちのパジャマのボタンを上から順番に、慣れた手つきでパチ、パチ、と外していく。
「あ、ちょっと……! 自分でする、自分でするからぁ……っ!」
顔を真っ赤にして暴れるすちだったが、こさめが足元からすっとすちのズボンの裾を捲り上げた。
「すちくん、足失礼します♪ ……ん、ふくらはぎは綺麗。太ももは……うん、跡はないね!」
「こ、こさめちゃんまで……っ、もうやだぁ……///」
なつが、はだけたすちの胸元や腕の柔らかい肌を、指先で優しくなぞりながら、傷がないか、内出血がないか、くまなくチェックしていく。
指が触れるたびにすちが「ひゃんっ」と小さく声を上げるが、お兄ちゃんたちは大真面目(かつドロドロの独占欲全開)だ。
「……よし、どこにも傷はねぇな。合格」
全部のチェックが終わり、なつが満足そうにすちの頭を撫でる。
パジャマのボタンをらんの手で丁寧に留め直され、すちは涙目で毛布を鼻まで引き上げた。
「……っ、もう、みんなのえっち。本当にやってないって言ったのに……」
恥ずかしさで消え入りそうな末っ子を見て、お兄ちゃんたちは「可愛いな……」と心の中で悶絶しながらも、真剣な顔でこう告げるのだった。
「これからは毎日、朝と夜に『傷がないかチェック』するからな。すちが自分を大事にするまで、俺らは絶対に目を離さねぇよ」
(……おれ、このお兄ちゃんたちから一生逃げられないや……)
すちは、心地よくて、でもちょっと重すぎる愛の包囲網の中で、諦めたように真っ赤な顔でため息をつくのだった。
ご報告がありまして、今週の木曜日(明日)と金曜日修学旅行ありまして…
金曜日の夕方に帰ってくるんですけど、もしかしたら疲れまくって浮上できないかもなので2日ほどお休みいただきます!
急ですいません🙇♀️
それではみなさん💬返もできるか微妙なのでまた2日後(?)に!
次回♥️300💬1
コメント
5件
修学旅行か!いいなぁ楽しんできてね!
みぅです🤍🥀 番外編17、読ませてもらいました〜! お兄ちゃんたちの過保護スイッチ、完全に狂気モード入ってて笑ったけど、それだけすちくんのこと大事に想ってる証拠だよね…💕 「傷がないかチェック」って真剣な顔で言いながら、触れるたびにひゃんってなるすちくんが可愛すぎて悶えた…/// でもね、すちくんが「このお兄ちゃんたちから一生逃げられないや…」って思ってるの、めっちゃ分かる。重くて温かい愛の包囲網、ちょっと羨ましいかも。 修学旅行、楽しんできてね!戻ってきたらまたお話待ってます🌙