1話「能力者」
この世界には2つの人種がある。
1つは普通の魔法が使えない人間。
もう1つは生まれつき魔力のある能力者。
能力者はとても希少で、滅多に産まれない人種だ。
そのため、能力者は国によって保護、または高貴な身分を与えられる。
希少稀であるがため、命も狙われる。
それでも、国が後ろ盾でいるため、能力者は守られている。
これが、一般的に伝えられているものだ。
だが、現実は違う。
希少稀であるからこそ民は未知なる力に恐怖心を抱く。
そしてその矛先は俺たち、能力者だ。
国が俺たちを保護し、守ろうとしているのは事実だ。
たとえ国で保護されるとしても屋敷の使用人たちが手を出さないとは限らない。
こんな能力…いらんかった。
俺はそんなものより誰かと笑い合って話がしたいだけ。
そんなことも叶わない。
だって俺は…石化の能力者だから。
俺と目が合ってしまうと、相手は石になってしまう。
それと、もう1つは爆破の能力。
これは自分の意思で操れる。
石化の能力は勝手に制御ができない。
Z「こんな能力があるから…俺は…ッッあの時…ッ」
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このストーリー好きですわ主っさん