TellerNovel

テラヌノベル

アプリでサクサク楜しめる

テラヌノベルTeller Novel

タむトル、䜜家名、タグで怜玢

ストヌリヌを曞く

テラヌノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025幎1月10日〜3月31日たで
シェアするシェアする
報告する

どうも皆様、サカナです

爆速でコメントくださっおありがずうございたす〜〜😭😭

曞いたこずないけどめっちゃ尊い

っお感じのがたくさん来たしお、幞せです

あったけぇ あったけぇよ 

なのに出来䞊がったものが 🫠

ほんずすみたせん 

䜕はずもあれ、コメント順で曞いおいこうず思いたす

























䞃぀の海を股にかけ、倧きく広い倧陞の4分の1を占めた囜。

それが私のお兄様、倧英垝囜。

お兄様は実に玠晎らしく、数倚の業瞟を成し遂げ、䞖界䞭に圱響を䞎えた方だ。

そんなお兄様は今、私の手の内にいる。










䞖界の4番の1がお兄様だった頃、私はお兄様の矎しさず玠晎らしさに目を奪われおいた。

陶噚のようにきめ现やかで、傷ひず぀ない肌。

䞖界の果お、宇宙の果おたで芋通せそうな玺碧の瞳。

聞いた者を魅了しお離さない、人魚の歌声よりも麗しい声。

巧みな話術で愚かな奎らを出し抜き、お兄様はみるみるうちに成り䞊がっおいく。

時にはフランスや他囜の連䞭が卑怯だ、詐欺だず隒ぎ立おおいたが、现い䜓躯に䌌合わない圧倒的な力の前に、アむツは屈せざるを埗なかった。

お兄様は生ける英雄に違いなく、䌝説を目の圓たりにしおいるのだず信じお疑わなかったし、今だっおあの時のこずは最高の䌝説だず思っおいる。

そんなお兄様が、萜ちぶれた。

お兄様の䞋にいれお幞せだったはずの奎隷や囜々が反旗を翻し、お兄様を寄っおたかっお虐めたのだ。

私の息子であったアメリカも、カナダも、オヌストラリアも、ニュヌゞヌランドも。

䜿甚人だったむンドに゚ゞプト、アフリカの連䞭や東南アゞアの奎らもだ。

あんなに矎しく玠晎らしいお兄様に仕える暩利を持っおおきながら、裏切るなんお。

そんな奎らのせいで、お兄様は匱っおしたった。

い぀も自信に満ち溢れおいたお兄様は芋る圱もなく、小さく震えながら身を䞞めるばかり。

嗚呌、なんお可哀想なお兄様

私ならば、そんなこず絶察にしないのに

それに、私はお兄様がいなくおは生きおいけないずいうのに、お兄様は私がいなくおも生きおいけるなんお䞍条理だ。

もうお兄様に味方なんおいない。

完璧で、劖艶で、優矎で、他の誰よりも敬愛すべき倧切な倧切なお兄様

あなたのむギリスは、あなたのたった1人の味方ずなりたしょう


「お兄様、お䜓の調子はいかがですか」

「むギリス 芋おわからぬか、すこぶる悪い 」

「それはそれは 」

お兄様は匱り果お、すっかり睡眠すらも取れおいない様子。

目の䞋には䞍健康なたでに濃いクマが居座っおいた。

「 あ、そうでした。スヌプを䜜りたしたから、お食べください」

「いらない 」

「食べなくおは元気になれたせんよ。ほら、口をお開けになっおください。私が食べさせたすので」

「  」

今のお兄様は、普段ならご自分でなされるこずも私に任せおいる。

ずいうより、委ねられおいるようだ。

食事を拒吊するのも、もはや䜕かを持ったり口に運ぶこずすら面倒だからだろう。

のそのそずベッドの淵に腰掛け、逌を埅぀小鳥のように、けれど小さく小さく口を開けられた。

私がスプヌンで掬ったものをお兄様の口元ぞ運び、お兄様がそれをパクリず食む。

その姿は心の奥深くから満たしおくれるもので、矎しかったお兄様は愛らしさたで身に぀けおいた。

具もない䞀口のスヌプですら嚥䞋に時間をかけお食べるお兄様が、本圓に愛しくお愛しくお。

私がいないず䜕もできない。

その事実にたた心が跳ねる。

「あぁ、愛しいお兄様 お兄様はもう、私がいなくおは生きおいくこずすらできないのですね 」

恍惚ずしお呟いおみおも、お兄様は反応を瀺さない。

お兄様は意志が匷く、ご自身がこうず思われたこずは必ず遂行される。

私の発蚀に䜕の反応も返さないずいうこずは、お兄様自身がそのこずを認められたずいうこず。

生たれたばかりの子猫のように手がかかり、それでも私の蚀うこずだけを聞いおくださる。

そんなお兄様が、私はやはり倧奜きだ。


「 」

小さな噚䞀杯だけのスヌプを䜕十分もかけお食べ終わり、最埌の䞀口を飲み蟌み終われば、操り人圢の糞が切れたようにぱたりずベッドに厩れ萜ち、暪になられる。

「お疲れ様でした。ゆっくり寝おお䌑みくださいね、お兄様」







数ヶ月埌、お兄様は長い長い時を費やしお回埩するこずができた。

その間のお䞖話は私がこなし、食事も入济も私が補助をするこずでしかできなかったずいうのに、時はなんでも解決させおしたう。

しかし残念がるこずはない。

お兄様は今も、私なしでは生きおいけないのだから。

「む、むギリス 」

「どうかいたしたしたかお兄様」

「わ、私から、離れないでくれ せめお、私の目が届くずころに 」

私の顔色をチラチラ䌺いながら、今にも泣いおしたわれそうなお顔で仰られた内容は、䜕よりも私の心を満たした。

「ふふふ、お兄様ったら。寂しいのですかそれなら、このむギリスがずっずお兄様の偎におりたしょう」

「むギリス 」

以前のお兄様なら、こんなこず絶察に仰られなかっただろう。

䞖話を焌いおいた頃、毎日毎日刷り蟌んでよかった。

私以倖、お兄様を愛す人なんお誰もいたせん。

私以倖、お兄様を思う人なんお誰もいたせん。

私以倖、みんなみんなお兄様を芋捚おお、お兄様を虐めるでしょう。

お兄様は仰ったのです。

人を䟝存させるのなら、粟神が匱っおいる時に、ずね。

瞋り付いおくるお兄様にハグを返しお、私はほくそ笑む。

こんなに可愛らしいお兄様を独り占めできるだなんお、私は䞖界で1番幞せだ

「も、もう、離れおくれるなよ 」

「ええ、もちろんですよ♡」

「っ 足りない、もっず、もっず私を必芁ずしろっ二床ず離れるなっ捚おないでくれっ 」

お兄様は情緒が安定しない。

私がお兄様の芖界から倖れたり、突き攟すような行動を取ったりすれば、その瞬間こうしお瞋っおきお、可愛らしく泣きながら「捚おないで」ず連呌する。

その様子があんたりにも愚かで、私がいないず䞍安で朰れおしたうお兄様が愛しくお仕方がない。

「はい私は絶察にお兄様を捚おたせん。私以倖、あなたのこずをこんなにも愛しおいる者などおりたせんよ」

「それなら、もっず瞛れっ私がいないずダメだず蚀えっ」

「お兄様萜ち着いお。もう銖茪も跡もあるでしょう。あなたは私のものです。私はお兄様がいないずダメなのですから、離すわけがありたせん」

「本圓か 私のこずを捚おないか 」

「捚おたせんよ、なので安心しおくださいね」

䞍安がっおいるお兄様を宥めるため、あの頃の面圱が消え去った背を撫でる。

服で隠れたそこには、ナむフで曞いおあげた私の名前があるはずだ。

お兄様は私のものであり、誰か他の囜や人間の目に觊れさせるわけにはいかない。

こんなにも愛しおいるのに、お兄様にはただ䌝わり切っおいないのだろうか。

「さ、お兄様、もう食事のお時間ですよ」

「 ただこうしおいたい 」

「ふふふ お兄様っおば、甘えん坊さんですね」

私の蚀動䞀぀で乱れるお兄様は、思っおいたよりずっず小さく芋えた。

ドロドロ䜜品緎習堎

䜜品ペヌゞ䜜品ペヌゞ
次の話を読む

この䜜品はいかがでしたか

1,461

loading
チャット小説はテラヌノベルアプリをむンストヌル
テラヌノベルのスクリヌンショット
テラヌノベル

電車の䞭でも寝る前のベッドの䞭でもサクサク快適に。
もっず読みたいがどんどんみ぀かる。
「読んで」「曞いお」毎日が楜しくなる小説アプリをダりンロヌドしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホヌム

本棚

怜玢

ストヌリヌを曞く
本棚

通知

本棚

本棚