テラーノベル
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いいですよ、なんて言われてしまった。
ほぼダメ元だったのに。
多分断られると思ってたけど、まさかだった。緊張してきた。
女性とご飯、、
2人きりといえば大学生以来になるのか。
マナーとか大丈夫か、俺。
こんな所で失望されたくない。
俺はトイレに向かった。
別にトイレがしたかった訳ではない。
ただ、一般常識の復習だ、、って、
何やってんだ、大人気ない。
AIに作法を聞いてる俺、、情なっ。
、
まあまあまあ。
大丈夫だろう。幼い頃から躾はされてきた。
、、大学生の頃遊びまくったのは見逃してほしい。
俺は仕事に戻った。
────────────────────
なんとか定時に間に合った。
山咲さんとご飯だと思うと、なんだか捗った。
「 ねえ、若井さん、どこか予約されてますか? 」
、、
忘れてた。
「 ふふ、また口空いてますよ 」
「 ま、適当に居酒屋でも入りますか? 」
もう本当だめだ俺。
マナーとか考えてる場合じゃなかった。
「 ごめんなさい、うっかり 」
「 いいですよ、全然 」
「 あの、僕おすすめの居酒屋あって、、 」
「 うそ、じゃあそこ行きましょうか 」
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