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「マインド・ミラー」
そういうと相手の男女2人は4人に増えた。
「この技は私たちの絆の結晶、私たちはユニゾンしている。」
そういうと同一人物が地面の線を対象に2人になって動いている。
そして男が剣を振りかざすと線の上に立っていた俺は右肘左肘に切り傷がついた。
「くっ!!」
どうしたらいいんだ、さっきまで2人相手に絶望していたのにそれが4人に増えやがった。
「今の攻撃は試奏、お前にこれは虚像ではないということを教えてやりたかった。俺は無駄なことはしたくないんだ。切れば切るほど刃こぼれしていくしな。だから次は首だ、脊髄の間の関節に刃を入れてやればすぐに逝くしな、安心しろ」
そういうとまるでハサミできるかのように両側から剣が迫ってきた。
「グロー・ローズ!!!」
蔦が剣二つを止めてくれていた。
「大丈夫?レヴィ!!」
なんとか助かったがどうしたものか、、、
虚像は術者本体を殺せばなくなると思うがどう殺すかだ。スコンフィットの1人だ、殺すことすらまず難しいだろう。
まずは戦いながら解析していくか、、、
「ハカラ、あいつらはやばいぞ、化け物が4人いると考えればいいがまだそれだけじゃなさそうだ。」
「なるほどなぁ、まずスコンフィット相手に1人で行くのは馬鹿だ。俺たちも数を増やそう。」
確かにあいつら相手に怠慢を挑むのは無理があるだろう。しかしどうやって数を増やそうか、、、
希望があるとしたらハカラだあいつは生命の成長を促進させたり、新たに能力を付け足すことだってできる。
それでなんとか増やせないものか、、、
「おい!ハカラ!!お前の能力を使ってここで倒れているベイキナの市民たちをなんとか戦力にできないか?」
「それは無理なんだ、必要なマナが多すぎる。僕が強化できる人間は基本一人までだと思った方がいい」
やはり無理だったか、、、もう思いつくのは一つしかない
「ハカラ、お前のマナで俺を強化してくれ。俺があいつら2人をぶっ飛ばす。」
「っ!!そんなことをしたら君は!ルート内にそんなに大量のマナを送ってしまったら人は死ぬんだぞ!」
「確かに普通の人だったら死ぬかもしれない。けど俺はウェンディを流すことだってできる。ウェンディを一度体外へ放出し、空いた分のルートにお前のマナを入れてくれ、もちろんお前が死なない程度の量をな。」
これで死んで運良く生まれ変わって属性を持っている人間にならないかななどと考えていた
「わかった、けど無理はしないでね。君は強い、心も、体も、それが故に君は人より溜め込んでしまう。何かあったらすぐに引いてこい。俺だけは君の味方だから。」
そういうとハカラは俺の体に手を近づけてマナを送り込んだ。
内側から力が溢れてくる、これがハカラのマナか、、、
どうやら俺はまだ死なないほうがいいらしい。
「じゃあ、ウェンディはハカラを乗せて教会に行っておいてくれ。後から行くから」
「もうお話は終わった?どうやらさっきよりはいい男になったらしいけどね。私達兄妹の前だと虫と同然よ」
そういうと4人は俺に突進してきた
次回「万華鏡」