【神様になった?狐】
※色恋的なものです。
※(青年)瓜生×金鳳(狐?)
場合によっては第二弾あり
※完全な二次創作(長い)
※通報はしないでください。
苦手な人はスルーしてください!
山奥のある神社での話 そこには昔から、山の神様が居ると云われていたらしい
実際に見た人間は今日まで居なかったと云う、「御狐様」 それがここの神様の名ならしい
皆は口を揃えこう云う、狐の神だと
なのでこの山にいる狐は狩ってはいけないと云われている
これはとある青年と、その狐の話
その青年と云うのは、その山々の麓にある小さな村の働き者だったらしい
ある日その青年が山へ山菜採りに行った帰り、罠にかかり苦しむ狐を見つけた
「大変だ!狐さん、大丈夫か?」
青年は駆け寄り、その狐の足に絡んだ棘紐を解いてやった
「まったく…村の誰の仕業だよ、お狐さんに手を出すなってあれ程云われてんのによぉ、」
その助けた狐というのが、大層毛並みの良い金色にも近い美しさのもので
それはまさに言い伝えに聞く、「御狐様」の容姿そのものだった
「驚いたなぁ、こりゃ本当の「御狐様」だなぁ、でもまぁその神様が傷をおっちまったら大変だな…」
青年は驚いたものの、村の人には言いふらさずその狐の怪我を診てやった
手当が終わると、狐は飛び跳ねるように山の奥へとかけていった
「もう麓に近づかない方がいいぞー!」
そして青年はふっと微笑み、麓の村へと戻って行った
その様子を、その狐は見ていた
狐は人間と交流をもったことがなかったため、危険で非情な生き物と母狐から聞いていた
だがそれは間違いだったと、狐は青年を通して理解した
そして山奥の神社へ向けて駆け上がって行った
狐は昔母狐から聞いた話のなかで、あることを気にしていた
それはその神社に参った狐が、「御狐様」からの果報を受け
人間に変化する術を得ると云う物だった
そしてその話を信じていた狐は神社の門こえ、鳥居の真ん中を堂々くぐった
そして神棚に向け拝む姿勢をとってみせた
その時、神棚の中心からでた光が、狐を包み一面を照らした________
翌朝のこと、青年は神社へ参拝に来ていた。手には桃や木苺を持ち備えに来たのだろう
青年が神社への階段を登り、鳥居をくぐろうとした時
あるものが目に入った
そこには白装束を纏った、金色に輝く髪をした1人のヒトが倒れていた
「おいアンタ!どうしたんだ一体…」
何かあったのかと慌てて近寄った青年はそのヒトをみて息を飲んだ
頭部と下半身にあるのは明らかに獣の耳と尾だった、それも狐の。
「は、これってどういう…」
青年は驚きのあまり固まってしまった
するとそのオトコが目を覚ました、オトコは青年を見るだに飛び起き、怯えた様子で青年を見た
その姿はさながら、女神のように美しく神々しいと青年は感じた
そして優しく声をかけてみた
「大丈夫だ、俺はアンタに何もしない。だからそんなに怯えないでくれ」
そう云うと、オトコは驚いた表情でこう言い返した
『貴方はあの時の青年…!何故ここに…』
その言葉に青年は少し引っかかるものを感じた、そして一つ何かを思い出したのか
はっと目を開きこう云った
「アンタその耳と尾、それにその金色の髪…ひょっとして、本当の御狐様か?…」
そう云うと、オトコはぽかんとしたひょうじよで『あ』と一瞬声をもらした
『(これがもしや変化の術っ!そして彼は昨日の青年!、つまりこれは御狐様が私にくださった機会なのでは!)』
そしてオトコはふっとした表情をし、こう云う
『え、えぇそう 私がこの神社の守神「御狐様」ですっ』
青年はパッと明るい顔を見せ、
「やっぱり!、てことは…昨日の狐さんってのもアンタで…」と云った
うぐっとなり昨日のことを思い出す
『(そうだった…私は昨日罠にハマってえぇっ…!)』
少し恥ずかしいことを思い出したが、コホンと気を取り直しこう云った
『実は、貴方に恩返しをしたく私は人間に化けたのです。どうか私を貴方の嫁にしてほしいのですっ。』
そう云うと青年も同じくポカンとした表情をした
「え。?」
ひとまず狐の子を連れ、青年村へと戻った
「そういえば、俺はまだアンタの名前を知らないが…「御狐様」でいいのか?」
『そ、そうですねぇ…(堅苦しい呼び方は苦手ですぅっ…!)』
狐の子は考え考え、嘘はつけまいと自身の名を云った
『私のことは「智」と呼んでください、これは私自身の名です』
「そうか智、俺は瓜生龍臣って云うんだ」
名を聞くと青年も名乗ってみせた
村の人は瓜生を見ると目を丸くしていた
“おや瓜生くん?そのコはどこのコかい?”
1人の老人が瓜生に尋ねる
「あぁ、この“人”は智って云って…」
『初めまして、“瓜生”智です、龍臣さんの花嫁です』
一瞬瓜生はズッ転けるが、老人は驚いたように声をあげた
“あれま!瓜生くんの花嫁とは、これはめでたいなぁ!”
それを聞いたであろう周りの人も声をあげ手を叩いて祝ってくれた
「ちょ、まってくれよ皆、照れるしまだ決まったわけじゃっ!//」
瓜生は恥ずかしそうに顔を赤らめている
智はと云うと、満足気な笑みで瓜生を見つめている
「ひ、ひとまずウチへ帰ろう智!//」
そしてその場にいるのが恥ずかしくなり、智の手を引いて走った
『ふわっ?!///ちょ、瓜生さぁ〜ん?!///…』
家につき、やっと一息ついた2人は揃いも揃って顔が赤くなっていた
「智っ、あんまり大きい声で云わないでくれ…ここの人達は人が良すぎてこう云うことはすぐ祝うんだ///、恥ずかしいのに…///」
『す、すみません…///』
へとへとになって力が入らなくなっているのにも関わらず手を繋いだままの状態でいた
それに気づき、瓜生が慌てて手を離した
『?、どうしました?瓜生さん..//』
「な、なんでもない…///」
照れくさくなったとはいえず誤魔化したが、内心焦りで頭が沸騰しそうだった
そんな時
『はぁ、あつい…///少し脱ぎましょうかね…///』
と、智が急に来ていた着物を脱ぎ始めた
「は!///待て待て待て‼︎///」
さっと胸元を閉めると、智はキョトンとした表情で瓜生を見つめた
『本当にどうしたのですか?..///』
流石にこれを誤魔化すのは無理があると思った瓜生は、別の方を考え
こう云った
「い、今俺の前で着物を脱ぐな…///理性が切れて、手がつけられなくなる…////」
と云うと
『は、はいっ…?//////』
ぼんっと、音が鳴る勢いで智の顔が赤くなった
『そ、そそそそれってつまりあれでしょうか?!///そ、その〜…あ!交尾の前の…‼︎///』
と云うのでますます危ないところに行くので、焦った瓜生が手で智の口を塞いだ
「頼むからこれ以上は云うのをやめてくれ‼︎///熱で俺が溶けるから‼︎っ///」
互いに混乱しているとは云え、訳の分からない状態になってしまったのも
これはこれで初々しくて素晴らしいと思う (↑主の心情を出すな)
智が家に来て最初の夜が来た、智は人間の生活には慣れていないため
食事時には訳がわからず瓜生さんに手をかり、
風呂は入り方を知らずに一緒に入ってもらった
『本当に面目ないです……//////』
「いや、別にいいんだけどな…//」
最終的には寝巻きのことで困っていた、自分は寝巻きなど持っていないため
瓜生さんのものをかりたが大きさが合わず、とてもぶかぶかだ
さらに布団は一つ、一つの布団で共に寝るとこになった
「(な、なにを焦っているんだ!まだ別に初夜とかの話じゃないんだからな?!///落ち着くんだ俺っ!!///)」
と、考えるほどにはなっている瓜生さん
一方の智はというと
『(落ち着かなくては落ち着かなくては‼︎//////冷静になって私ぃ〜ッ///)』
半分泣きそうなまで照れていた
「と、とりあえずは寝るか…///」
『は、はい…///』
そして2人、狭い布団に背を向けあって眠ることにした
「尻尾、当たってるな…//」
『す、すみませんっ…!///』
落ち着きがない尻尾を押さえるためぎゅっと掴むが、熱くて、とてもじゃないが寝られない
『(はぁぁッどうすれば///恥ずかしくて尻尾の毛まで立っている〜ぅッ///)』
逆立った毛並みを舐めて落ち着かせようとしていると、瓜生さんが話しかけてきた
「尻尾…どんな触り心地なんだ?、//」
『え//、尻尾ですかぁ?///』
初めてそんなことを言われたのでどう対応するのが正解かわからない智
『さ、触ってみるようでしたらそちらに向けますが〜っ..///』
と、云うと
「本当か?!」
嬉しいのか瓜生さんは元気よくこちらを向いた
『や、優しく触ってくださいよ?///意外と敏感なので…///』
「わ、分かった…///」
そして瓜生の手が尻尾に触れる、さわさわと優しい手つきで先を触る
『っ!///、///(い、意外と心地いい…と云うよりも気持ちが、いぃ///)』
予想外の感覚に驚いたが、それよりも快楽が勝った
「綺麗だな…本当につやつやしていて美しい…//」
瓜生は尻尾の毛並みを褒めながらずっと撫でている
『ふぅッ///、っ///瓜生さん…//あの、』
「ん?//」
そして少し物足りなく感じてきたのか、智が瓜生にこう云った
『もう少し、ねの方を触ってほしいんですが、いい、ですか..?..///』
「⁈//////」
瓜生は驚き手を止めたが、すぐ冷静になりねの方へ手を伸ばした
『っふぅ…//ンんッ///…キュゥ~ッ///』
ピクリピクリと、智の体が小刻みに震える。耳がピクピクしているのが
とても可愛いらしく思えた
『う、瓜生さんッ///、んッ///…』
「(これがいいのか…//)」
そしてしばらくスリスリしている、ふと正気に戻った瓜生が跳ね起き、声を上げた
「はっ…!//////さ、智!そろそろ寝よう!///これじゃあいつまでも寝られない‼︎///」
急に恥ずかしさが込み上げてきたとき、智が起き上がり、瓜生の裾を掴んだ
『も、もうやめるんですか…?///』
そんな智の瞳は、とてもうっとりとしていて色っぽく見えた
「っ…‼︎///」
その時、瓜生の中の何かが切れた____
翌朝、目が覚めた瓜生は、自分の腕の中で眠る智をみて全て察した
勿論、互いに服は着たいな、真っ裸のままだった
身につけているのはその布団のみだった
「…はぁ…///……やってしまった///」
とぽつりといっていると、智が目を覚まし、こう云った
『おはよございます瓜生さぁん…昨日のまぐわりなかなか激し……』
勿論言い切る前に瓜生が止めた
今度は手ではなく口だったが(笑)
終わり
コメント
2件
エ?カワヨ良すぎて語彙力すっ飛んでいっちゃった