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入った瞬間にいたものすごい筋肉がムキムキな人と目が合い、その時点で僕は不気味に感じていた、、
階段を登っているとまた人と会ったがその男は何も気にしてないようで逆に怖かった、、
その男を通りすぎる際にジロジロと見られた気はしたが僕は気にしなかった、、
次は階段を下っていく途中に急にシャッター音がなった、、いつの間にか知らない男に撮られていたようで、僕はその男の元に行った、そしたら急にその男はケーキを渡してきた、意味のわからないやつだなと思いながらそいつの事を過ぎ去っていた。
また歩き続けるとソファーで新聞紙をかぶりながら寝ている人がいた、、僕はその人の新聞紙を取ってしまって、、急に怒られたかと思いきやその人はすぐまた新聞紙をかぶって寝ていた。
また階段を下っている時にふと上を見てみたらまっかな髪の男がりんごを食べようとしていた、、僕はやっぱり怖くなりその場を足速に逃げた。
足速に逃げている時に僕の目の前を空き缶が通った、、空き缶が投げられた方向を見てみると男がゴルフのクラブを持ったまま空き缶を潰していた、、だか僕を狙ってはいないようだったので少し安心した。
僕は怖くなり帰りたいと思ったがそうだった、僕にはもう帰る場所がないんだったと思った。
そしたらいつの間にか振り出しに戻っていたのだか最初にいたムキムキの人がいなくなっていた。
僕はどこにも行くことができないと思ってしまってせめてあの人たちとは会いたくなかったので個室になれるエレベーターに入った。
パチリと、一瞬照明が落ちた、、
その瞬間に、背後の空気がふわりと揺らぐのを感じた。
とても近い距離に、人の体温、甘いリンゴの香り
「Do you want to be oddinari?」
耳元で囁かれた、、ここに来て初めての人の声。
腰が抜けるかと思った。、、
それほど甘くて、、少しハスキーで。
その声の主が誰なのか、一瞬っでわかった。
………狂いたい?
あまりにも甘美な響きに、気づいたら声が出てしまっていた。
「……Yes」
瞬間。
後方に突き飛ばされた。
割れたガラスが星のように。
視界に入る事に僕の皮膚が切り裂かれているのが分かる。
いつの間にか握りしめていた南京錠は、カチリと音を立てて。
手から離れたそれは落としてすらないのに砕けて散っていく。
ああ。死ぬ。
あれほど恐ろしかった死が目前まで迫っている。
なのに何故かもう怖くもない。
なぜならそう。
僕の視界の先には赤髪の男がいた。
先に落ちたフィリックスに追いつくと、その男はフィリックスの背中に腕をまわした。
細いのに何故か逞しいその背中にそっと手を添えればその男がフィリックスを抱く力はいっそう強まる。
フィリックスは目を大きく開けると、幸せそうに微笑んだ。
ああ。さようなら、今までの僕。
連れて行って。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡50