翌日、良仔は母親に言った。「あたし今の仕事は辞め無いからね!お母さんは昔から仕事まで、あれはダメこれはダメって、あたしの好き嫌いなんて考えた事無いじゃない!!」母親は普段見せない、あまりに過激な娘の発言を聞いた。「勝手にしなさい。」と言うのがやっとだった。恐らく昔なら、乗り込んででも、娘の仕事を辞めさせた。しかし母親も年を取ったのである。(このまま引きこもられて無収入になり、結婚もしなかったらどうしよう…あたしの老後はどうなるんだ…)この考えがよぎり、強気にでられなかった。
良仔は皿洗いのバイトに出かけた。
いつもの様に3時迄洗い、遅いランチを頂く。オーナーと夫人が二人でやっているレストランだが、食べていると夫人が「チョットいいかしら…食事中ごめんね。」と何か話したそうだった。
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