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はんぎょ
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#ふかこじ
MIの部屋
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そのまま、ふらふらと夜の街を歩く。
行く当てもない。
🧡(……帰りづらい)
さっき飛び出してきた家。
スマホには、何度も着信が入っている。
でも、今は戻る気になれなかった。
そんなとき――
ふと、路地裏に人影が見えた。
🧡「……え?」
暗がりの中。
誰かが、ぐったりと地面に横たわっている。
🧡「大丈夫ですか!?」
慌てて駆け寄った、その瞬間――
🧡「……っ!?」
鼻をかすめた、独特の匂い。
すぐにわかった。
――吸血鬼だ。
そして、その身体から漂う匂いで、
明らかに血が不足していることもわかった。
🖤「……はぁ……」
苦しそうに息を吐く。
🧡「……あの」
一瞬、翔太のことが 頭をよぎった。
けれど──
もう、どうでもいい。
🧡「俺の血……吸いますか?」
🖤「……え?」
驚いたように目を開く。
🧡「ちょうど今日、病院で補充してもらったばっかやし…」
🧡「…味は…まずいですけど」
自嘲気味に笑う。
すると――
男の瞳に、少しずつ光が宿った。
🖤「……ありがとう」
ゆっくりと身体を起こし、
向井の肩に優しく手を置く。
🧡(また、痛いんやろな……)
ぎゅっと目を閉じる。
――その瞬間。
首筋に、唇が触れた。
🧡「……っ」
…………あれ?
🧡(……痛くない)
むしろ――
どこか、心地いい。
🧡(吸い方って……)
🧡(人によって、こんなに違うもんなん……?)
やがて、ゆっくりと唇が離れる。
🖤「……ふぅ」
🖤「ほんとに助かった」
🖤「ありがとう」
そう言って、優しく微笑む。
その笑顔に、
向井はなぜか戸惑った。
🧡「……あなたのパートナーは?…」
すると、男の表情が少し曇る。
🖤「……浮気されたんだ」
🧡「……え?」
🖤「ここ最近、なんかおかしいなって思ってた」
🧡「……おかしい?」
🖤「血を吸う量はいつもと変わらないはずなのに、なにかとすぐ病院に行って注射してたし」
🖤「俺が血を飲もうとしても、いつも足りなくて……」
🖤「ずっと、変だと思ってた」
少しだけ視線を落とす。
🖤「俺の予想通りだった」
🧡「……それは、辛いな…」
思わず、胸が痛くなる。
自分にも覚えがあるから。
🖤「……あなたは?」
🖤「……俺に血を与えてくれたけど」
🖤「パートナーは?…」
🧡「……俺のパートナーも」
🧡「他の人の血を……吸ってました」
言葉にした瞬間、
目の奥が熱くなる。
🖤「……そう」
少しの沈黙。
そして――
🖤「正直に言うね」
🖤「君の血を飲んで……すぐにわかった」
🧡「……え?」
🖤「君は、パートナーに愛されてないんだね」
🧡「………っ」
その言葉が、
胸の一番痛いところに突き刺さった。
こらえていた涙が、
ぽろりと頬を伝う。
🖤「……ごめん」
🧡「……大丈夫です」
そう言いながら、
全然、大丈夫じゃなかった。
そのとき――
ぷるるるるっ。
静かな路地裏に、
スマホの着信音が響いた。
画面を見る。
――翔太。
🧡「……」
何度も、何度も鳴り続ける。
🧡「……帰らなきゃ」
🖤「……そんな人のところに?」
🧡「………」
答えられない。
帰りたくない。
でも――
帰る場所が、他にない。
そんな向井を見つめ、
男は静かに口を開いた。
🖤「……ねぇ」
🖤「俺の家に来ない?」
🧡「……え?!」
🖤「行くところ、ないんでしょ?」
🖤「だったら……」
少しだけ微笑んで、
🖤「しばらく、俺のところにいればいいよ」
🧡「……うそやろ」
つづく――。
コメント
18件
めめきたー!痛み感じないって…もしかしてなべ、だいぶ適当にしてた…?…うーん、まぁ、そこらへんは考えんようにしとこ、考えすぎたら頭痛くなる体質でね☆。(宿題で考えすぎて終わった直後めっちゃ頭痛でうなされたことがあるんだよ…)
🖤🧡だああ!!💙のことを考えながらも🖤に分け与えちゃう🧡…辛い……。 🖤🧡最高でしたああ😭😭
🖤🧡ー!! なべさんよぉ、、😭😭