テラーノベル
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卓の狂気じみた笑い声が、激しい雨音に混ざる。勇一が警察手帳を握りしめ、突入の合図を送ろうとしたその時だった。部室の隅、ロッカーの影にある深い闇が、音もなく動いた。深くフードを被った男が、いつからそこにいたのか、静かに姿を現す。男の名は亀井輝道。卓が10年間の闇社会での生活で手に入れた、冷徹な凶器だった。卓は勇一に背を向け、輝道にだけ聞こえる微かな声で、絞り出すように囁いた。「あいつはお前が殺せ。俺には殺せない。頼む。」
10年間、復讐だけを糧に生きてきたはずの卓だった。しかし、いざ刑事となったかつての親友と対峙した瞬間、その心の奥底にある「情」が、引き金を引くことを拒んだのだ。輝道はフードの奥で小さく頷くと、懐からサイレンサー付きの拳銃を抜き放った。銃口が勇一の胸元へと向けられる。
「そこまでだ!」
勇一は瞬時に、刑事としての本能で身体を動かした。卓のわずかな不審な動きを察知し、コートの裏から自身の拳銃を引き抜いていたのだ。激しい雨の音を切り裂き、乾いた金属音が部室に響き渡る――。
コメント
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いやー、第3話もめっちゃ重くてカッコよかった…!卓が「あいつはお前が♡♡♡」って輝道に託すシーン、10年間復讐だけに生きてきた男の情が垣間見えてグッときたわ。雨音と金属音の演出も相まって、部室の緊張感がひしひし伝わってきた。勇一も刑事の勘鋭すぎるし、この3人の因縁、次がマジで気になる🔥