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小学6年生、小学校最後の青春が始まる…
「キーンコーンカーンコーン」
私は急いで席に着いた。
「うわ~、セーフ」
この子は親友の芦塚梨沙だ。
親友といっても梨沙はほかのクラスにもっと仲のいい子がいるからクラスの中での話だ。でも、梨沙と仲のいいのは二人ともサッカーをしているからかもしれない。梨沙は家がみんなより遠く車で来ている。
「梨沙~、また遅刻?」私は言う。
梨沙の遅刻は仕方ない、頭の中では分かっているがこれは恒例行事だから。
「いや、ギリセーフ!」周りのみんなは大爆笑、良かった~ウケた。
「梨沙が遅刻するのは寝坊だろ」
そう言ったのは最近私と梨沙の入っている男女4人組の1人の菊池蓮だ。蓮はほとんどが小学一年生からの知り合いの中、小学3年生の時にこの近くに引っ越してきた。だが今や先生に反発するほどの問題児だと私は思っている。蓮もサッカーをやっていて、案外上手いのが悔しい。また、クールで女子に人気がある。「ああ、たしかにそうだわ〜」「ええ〜、紗枝までも」
そう3人で大声で喋ってたらまたクラスのみんなはまた、大爆笑「はーい、そこ静かに。朝の会します。日直さん」今日の日直
は4人組の1人の前橋拓乃と清水ななだ。
拓乃はこの学年でもすごく有名な問題児だ。でも意外と面白い。拓乃はななのことが好きらしい。よかったな拓乃。どんまいなな。そう思って拓乃の方を見る。あれ?拓乃休み?私は近くの席の梨沙に小声で聞く「今日って拓乃休み?」「あ~、そうらしいよ」「うわ~、どんまいやな~」そう話してたら蓮が「あいつ寝坊らしいぞ」「えっ、じゃあ来るんか~うわ〜うるさくなるやん」「梨沙は嬉しいくせに」蓮がおみとうしとでも言うように言う。「はあ~何言ってるん。そんな訳ないやん」あーあ、分かってないな~運も。分からない方がわたし的にはありがたいけど…もし、梨沙と運が付き合えばこの楽しい中は崩壊するし。もう去年に戻りたくない。「あなた達また補習にさせられたいの?」私達は先生の怒る声で現実に戻された。「「「あっ、ごめんなさいっ」」」クラスはまたまた大爆笑。