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私たちが勉強会を始めて少し経った時、阿部くんが何かを思い出したように口を開いた。
💚『あっ!そうだ!』
💙『なになに?』
🕊「どうしたの?」
🖤『なんか急用?』
💚『みんなに言ってなかったんだけどさ、俺、来月に転校するんだ…』
💙『え…?それマジ…?』
🕊「嘘でしょ…」
🖤『(○○…好きになったばっかなのに…)』
🖤『嘘だろ…』
💚『ごめん…お父さんの異動が決まってさ…俺も行きたくないよ…みんなともっと一緒にいたいよ…』
💙『それってさ、阿部ちゃんは絶対行かなきゃなの?』
💚『多分…』
🕊「そんな…せっかく仲良くなれたのに…」
💚『ごめんね…』
初めて好きになった人とこんなに早くお別れする時が来るなんて…。思ってもいなかった…。
💙『来月のいつ?』
💚『まだ正式には決まってないけど、12日らしい…』
🖤『結構早いんだね…』
🖤『○○大丈夫?(耳元で)』
🕊「えっ…?あっ…うん…(小声で)」
隣にいた蓮が耳元で急に話すからビックリしちゃったよ…
🕊「阿部くんがいなくなったら翔太の先生いなくなっちゃうよ?」
💙『はぁ?別にいらねぇし!!』
💚『wwwwww』
🕊「じゃあ続き始めよ!!」
🖤『そうだね…』
💚『なんか暗くしちゃってごめん…』
🕊「いいのいいの!早くやろ!」
💙『そうだな!』