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着いた…ここが…

早く助けなきゃ!


長い廊下だな…

目の前に大きいドアが見えてきた。きっとあそこだろう。

私は…怖かった…母に会うのが?いや違う。真実を知った自分がさくと会うのが…

それでも…私は!

ギィィ

なに…これ…

そこには沢山人が捕らえられていた。

「あぁ…やっと来たのね…」

「おかあ…さん…!」

「あら。思い出したの…そう…じゃあ…!」

「でも私は許せない。帰らないよ。」

「なんで!?」

「私を長い間閉じ込めて…あの子まで…そして何よりお父さんを何故殺したの!?」

「……邪魔をするのがいけないのよ。せっかく私が!私の計画が!」

「何をたくらんでいたの!」

「それは………それよりあなたがいなくなったから私はこんなに辛いのよ…そう…そうだわ…全部あなたが悪いの…こうなったらあなたも…」

ドンッ!

「グッ…」

「あなたが!あなたが人間として生まれてこなければ!」

「な…んで…ウグッ」

母は私の首を絞める。でも私が今まで受けていた痛みよりこれっぽっちも何も感じなかった。しかし、このままでは死んでしまうだろう。

その時私はあの言葉を思い出した。さくの言葉だ。

「星蘭の能力は星や月を生み出して操ることができるってとこかな」

ならば…私は星を生み出しそれを剣のように形を変えそれを母の胸に刺した。ただの剣では効かなかっただろうしかし、私の剣は大きなダメージを与えた。小さい時お父さんに教えて貰っていたおかげで剣術には不便なかった。ありがとうお父さん…

「く、クソっ!」

「お母さん…教えてよ…なんであんなことしたの?」

お母さんの胸からは血が止まらない。まるであの時の私のようだった。

「お母さん…私と花かんむり作ったこと覚えてる?」

「えっ…覚えてるわよ…あんな…あんな思い出…覚えてるに決まってるじゃない…!」

母は泣いていた。

「ごめんなさい…私が間違っていたわ…私が何故あんなことをしたのか全部教えるわ…」


「あの時ね…星蘭…あなたに結婚が申し込まれていたの…隣の国の吸血鬼の国よ…あなたも会ったことあるでしょう?あの男の子とよ…でも私はその結婚の裏には私が居なくなったあと人間である星蘭を殺して私の国まで乗っ取るというのが隠されていたの…だから私は小さい星蘭にあんなこと話せなかっただから1人で倒そう…そう思ったのよそのためには力が必要だから人間を食べたの…でもあの時あなたに見つかってしまった…焦ってしまったの…それで精神がおかしくなってしまった本当に…ごめんなさい…」

「じゃ…じゃあ結局は私のためだった?ってこと?」

「……」

声がしない…まさか…!

「お母さん!お母さん!」

「ごめんね…こんなお母さんで…本当に…最後にあなたの右目を…解いておくわ…」

シュル…(包帯をとる音)

「ふふ。私と同じ…ね…もうこれであなたは死ぬことはないと思うわ。私の分まで生きて…ね…」

「お母さん!お母さん!結局これじゃ私が殺したみたいじゃない!なんにも救われてないよ…」

最後の母の顔…忘れない…笑っていた…優しくにこやかに…

さく達を助けた私は1人その屋敷から出ていった

「星蘭?」

「さく…グスッ私はもう生きてちゃダメなのかな…」

「そんなことないわ!あなたのお母さんも言ってたでしょ?生きなさいって!」

「でもでも…」

そして私はお母さんを殺したこの剣で腕を切った。しかし、傷がどんどん治っていく腕も修復した…これがお母さんの言ってた…でも人喰い族にはこんな能力はないはず…

「星蘭!何してるの!?」

その時初めてさくが怒ったような気がする。

「あなた言われたでしょ!!お母さんの思いをどうして受け継いでいかないの?どうして…自らの命をたとうとするの!?そんなの星蘭じゃない…!」

「…!でも…」

お母さんの顔が浮かんだ。あの時私に生きろと言った…あぁあの子も言ってたなぁ…

「さく私…行くね…」

「う…うん。」


これが私の人間と自分が一番嫌いというのの真相だ。私はこれから誰も信じることなく生きていくのだろうか…


続く!?



あっどーもこれから主の話です。続くと書いたのはあれです前お知らせで書いた通りです。

これからは雨天の館の日常で星蘭ちゃん登場します。関係性とかはその中で出てくると…

あとは私の好きなアニメ作品?とかとコラボとか(これは夢になるのか?)よく分かりませんがそんな感じですw

これからもよろしくお願いします!!

なんか納得いかない終わりですんません!


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