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放課後家路に着く。いつもの帰り道だで帰れるという事実にテンションが上がるが今日は違う。人生で初めて告白をしてもらい、そしてそれを振った。
和馬(これで良かったのか……)
最後亜美菜さんは笑顔だった。無理に挙げた口角や、眉間によった皺、誰が見たって、嘘を見抜ける能力が無くたって解ってしまう作り笑い。それを思い出すたびに胸が締め付けられる。告白してきたのがもっと知らない人だったら、嫌いな人だったらこんな気持ちにはならないんだろうか。
無駄に力の入った手で玄関のドアを開ける。少し違和感があった。靴がいつもより多い。そう、あやが家に来ていた。正直驚いた。今日は来ないと思っていたから。それに気づいた瞬間リビングへと足を早める。
和馬「あや!」
心「お邪魔してるよ、和くん」
笑顔で出迎えてくれたあやを見て、無意識に俺はあやに抱きついていた。
心「か、かっ和くん??!どうしたの!!?」
心「ハグしてくれるのは嬉しいんだけど、夜麻ちゃんが見てる……!!」
夜麻「ラブラブだね〜」
和馬「…!!ごめん、あや。急にこんな事して」
心「いや、まぁ…普段からもこうでもいいんだけど……」
後半にあるにつれ声が小さくなっていき、最後の方は聞き取れなかった。
その後に続いて一番聞きたかったであろうことを聞かれた。
心「……亜美菜の告白は、どうなったの?」
和馬「断ったよ。しっかりと」
あやは安堵半分、もう半分は納得いってなさそうな表情をした。
和馬「ごめん、あや。心配させちゃって」
心「謝らないでよ。うちはこれで良かったって思ってるよ。亜美菜とも気まずくならないようにって約束したし」
心「まあ…すぐいつも通りは難しいかもだけどね」
和馬「……俺に出来ることはある?」
心「和くんも亜美菜と接する時いつもと変わらないでくれたら嬉しいかな」
心「ずっと気になってたんだけどさ。夜麻ちゃん何の準備してるの?」
夜麻「ボク明日から修学旅行なんだ」
心「えそうなの?!何泊?」
夜麻「二泊三日で月曜日は振り返り休日なんだって」
夜麻「だからお土産期待して待っててね!」
心「うん!ありがとう!」
心(……ってことは明日は和くん1人か…)