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皆さん、こんにちは。新シリーズです。初めてのノベルなので変な所があるかも知れません。コメントで教えてください。
このお話で書くのは 国連×日本 です。自足自給の自己満足です。
設定としては日本愛されの中で国連さんと日本にスポットライトを当てた感じです。詳しくはお話を見て読み取ってください。
会社パロ?
視点がむずい
連合「はぁ」
(今日も疲れたな。)
そう言ってげっそりとした顔で仕事を終わり、片付けを始めている彼こそ皆様の推し、国際連合こと連合だ。今日も世界的大企業の社長である彼は個性強めな社員や取引先の社長達の問題解決などの仕事に追われていた。
連合「久しぶりに今日は一人で帰る。護衛などもいらないよ。」
彼ほどになると護衛などは必須と言いたいが疲れているのだろう。秘書とまではいかないが、似たような役割をしているEUに急に一人で帰る宣言をして、仕事を片付け帰ってしまった。流石のEUも呆れ顔。だが届くわけもなく連合は帰って行った。いくら彼自身が強いとはいえ危険だ。
連合(そろそろ秘書を探さないと、仕事が追いつかないな。)
そう、彼は最近この会社を兄である国際連盟から継いだばかりで、秘書がいないのである。決めないといけないとわかってても優秀で信頼できる人材がおらず困っているところだ。EUならいいのではと思うかも知れないが、社員でありながら秘書のような仕事をしていた彼はもうクタクタ。絶対、頼んでも承諾してくれない。
無意味なことを考えながら、夜の大通りを歩いてゆく。その時だった。
??「危ない!」
持ち前の反射神経で咄嗟に後ろを向く。
トラックか車「キキー(ブレーキ音)」
素早くトラックの進行方向から避け、周囲を確認する。幸い誰も巻き込まれていないようだ。
連盟(えっと、先ほどの声は……彼か。)
目先には小柄な男性がいた。正直、女性と間違えるほど可愛いが連盟は鋭い勘で気付いたようだ。
連盟「さっき注意してくださったのは貴方ですよね?ありがとうございます。」
??「あっ、いえいえ、当たり前の事をしただけです。」
可愛らしく小刻みに頭を横に振る目の前の恩人はまるで天使のようだ。実際に命の恩人なのでそうかも知れないが…
??「えっと… 自己紹介がまだでいたね。
私、日本と申します。」
日本という名前らしい。ペコリとお辞儀まで丁寧にしてくれた。
連盟「ご丁寧にありがとうございます。
私は国際連合と言います。連盟か国連とお呼びください。」
きっと社長である事も言ったほうがいいのだろう。しかし今言ってしまったら…
心の中で起こった争いに勝ったのは言わない方のようだ。にしても日本の顔をよくみるとクマができている。疲れているのだろうか?
連合(何か恩返しがしたいな…)
低めに言っても命の恩人だ。恩返しがしたいと思うのは自然な気がするが、連合 の中には他の想いもあるようだ。しかし連合自身も気づいていなさそうなので見て見ぬ振りをしよう。
日本「あの…少し目立っているので他の場所に移動しませんか?」
目立つのになれていないのか恥ずかしそうにしている。一方連合は全く気にしない様子。
連合「そうですね、では近くのこのレストランなどはどうでしょう?」
日本「わぁ、おしゃれなところですね。行かせていただいても良いなら是非…」
そう言って目を輝かせてくる日本の周りは輝いて見える。あと日本には内緒だがあれはお高いバーである。しかし連合レベルになるとそれぐらいしかわからないのだろう。
連合「では行きましょうか。ご案内しますよ。」
そう言って二人は明るい夜の道を歩き始めた。
店員「いらっしゃいませ。あっ、連合様。ようこそお越しになられました。
さすが連合だ、高級店の店員すら態度を変える。それと同時に空気が変わった気がした。
連合「二人席は空いていますか?」
店員「あっはい、こちらでございます。」
窓際の席に案内された。流石、ビルの20階だ。深夜と呼ばれる時刻の風景は暗闇にいくつもの灯火が散りばめている。
こんな真っ暗な空の下にあるこの高級レストランはまるで空を知らぬように輝いていた。上を見上げると大きなシャンデリア、下を見てもコーティングで反射して眩しいぐらいだ。だが、そんな事も気にせず、周りの煌びやかに飾った人たちは料理を楽しみ、会話する。その中で二人、静かに食事をする。しかしその空間は周りよりも和やかで優しかった。
連盟(可愛いな…これを、恋というのだろう。…ならば神は意地悪だな。
私はどうやってでも手に入れるが。恋してすまないね。)
穏やかな目で子猫を見るように日本を見つめる。
机の上を彩っていた料理達は一つ残らず消えていた。最後の一口は連合のワインで終わった。真っ赤なワインが夜空に吸い込まれて行った。楽しい食事会に終わりを表すようにワインの後味が口の中に広がる。きっとこの味が連合の気持ちを表しているのだろう。食事の中で交わされた繊細な会話。食事の味が薄い。柔らかい肉を味わう事なく多彩で精密な会話を味わっていた二人。日本が寂しそうな惜しくような目をする中連合の目の奥は光っているが黒い何かがかかっている気がした。
連合(やはり、このままお別れは無理そうだ。想像以上に貴方に惹かれてしまったのだもの。)
日本(もうお別れか…なぜか心の奥におもりがついている気がする。そのせいで段差に
引っかかってしまっている。いけないのにな…諦めきれない)
どちらも終わりが惜しいようだ。あの有名なガラスの靴の話なら終わりを惜しむ暇さえなかったはずなのに、ゆっくりと確かに進んでゆく時間を恨まないといけなくなる。
連合「もう出なければなりませんね…代金は出しますよ。さっき救われたばかりですしね。」
日本「ありがとうございます。久しぶりにこんなに食べました。お話も楽しかったです。」
引きずるような声で会話する二人。
連合「少し歩きながら話しましょうか。」
連合は決意したような話す。目の奥の黒いモヤは消えて、力強く光る目は透き通っていた。
少し名越惜しそうに食事中と同じような会話を続ける。連合も不安があるのだろうか、目の光が歩いて行くほど弱々しくなる。
少し行くと建物が低くなり、大きく見える空には無数に輝かしい星が散らばっていた。
少し丘のような高いところに来た。空が近くなる。星は大きいものから小さいものまで十人十色だ。
様々な星も近くに見え、手を伸ばせば届きそうだ。高い空にした、重い空気の中で口を開いたのは連合だった。
連合「良かったらですが、私の会社の秘書になりません?」
第一話 出会い 前半終了
次回 第一話 出会い 後半
ここまでの文字数 2700文字後半
ありがとうございました。