「あー、今回お越しくださったナイトイレブンカンパニーの方々だ。お前らと同じ学生なんだそうだ。質問は後でしていいから、とりあえず始めるぞ」
「誰が来るかと思ったら学生ィ?舐めてんのかよ、あ゛?」
「かっちゃん!」
「この度僕達が派遣された理由は2つあるんだよ。1つ目は同い歳だからと言う事」
「あ゛あ゛?」
「ちょ、エペル…?」
「2つ目は僕達以外の方々だと力量差があり訓練にならないから…という事。僕達より上の学年は僕達より遥かに強い。ユニ魔を持ってる方々も多いし。__何が言いたいか、分かる?」
「つまり、俺達以外の人達だとお前らが弱過ぎて話になんねーって事だよ。それだと訓練になんねぇって事で俺達5人が来たってワケ。」
「見た目や年齢で判断されては困るな。それに、学生は君も同じだろう?そう威張れる立場でもないと思うのだが」
「人間は弱いからな!!若様が御相手されたら 一瞬で終わってしまう!!!!」
「ふふ。学生だと思ってると痛い目見ると思うよ?これでも毎日本物のヴィランを相手にしてるんだからね」
「体格的にもこっちの方が優れている。いくら個性が強いと言っても見た目だけで相手の力量を押し図ろうなんざ、所詮はそれくらいだな」
「俺様達にかかればお前ら全員掛かってこようが負けねーんだゾ!それだと不公平だ〜って言われたけどな」
「ねぇ私の為に怒ってくれるのは嬉しいけど煽らないであの人煽り耐性ないからすぐ爆発しちゃうしそれに評判が落ちる」
「あ、さっきから手から爆発させてたけどそれはアイツが短気だからってこと?」
「いいね、いいよ君達!もっと言ってやってよ」
「あ、ヤバイ、かっちゃんが爆発する…!」
「落ち着け爆豪!今のはお前が悪い!」
「そうだぜ爆豪!今のはお前が悪い!」
「うるっせぇんだよクソ髪共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「…兎に角、相澤さん。くじ引いても宜しいでしょうか?」
「ああ、そうしてくれ…」
物間めっちゃ煽るじゃん。とゆうか煽り過ぎたわ私魔法も個性も使えないのに…。人数的に圧倒的不利な為、全員と戦う訳には行かない。その為くじ引きで決める。
「ええっと…A組の緑谷出久さん」
「は、はい!」
「B組の物間寧人さん」
「憎きA組と協力とか…」
「B組の鉄哲徹鐵さん」「よっしゃあ!」
「A組の轟焦凍さん」
「俺か」
「A組の_うわ、爆豪勝己さん」
「うわって何だてめぇ!!」
「A組の蛙水梅雨さん」
「ケロケロ」
「どちらかに傾くと思ったんだが…綺麗に別れたな」
「そうですね。それとすみません、爆豪さんを煽ってしまって…」
「まあ、あれは爆豪が悪い。気にするな」
「有難う御座います、それでは戦闘訓練の説明をしますね」
ルールは簡単で、時間内に私達全員を捕縛し指定の檻に入れるか又は戦闘不能にさせたらヒーローの勝ち。私達は時間内まで逃げ切るかヒーロー達を殺せば勝ち。
殺すと言っても本当に殺す訳ではなく、一定数のダメージ(個人による)を受けるとブザーが鳴る様になり、ブザーが鳴ったらその人は“死んだ”扱いになる。
これだとヴィラン側が有利になるけど、ステインの事件見たくヒーロー側が意識不明の重体にさせる訳には行かないので、個性のコントロールも兼ねてそうするのだとか。
『戦闘訓練、開始!!』
「お、始まった始まった。んで、作戦はさっき言った通りでいいでしょ?」
「おう!」
「あれ作戦って言える?」
「言えない…と思う」
「まあ、どっちでもいいだろ」
「早くしないか!!!!」
「お前煩くすると場所バレるんだゾ!」
「ったく…まあいいか。それじゃ、また後でね」
「ああ、監督生も頑張れよ」
「負けんじゃねーぞ?お前が1番この中で弱いんだからな。……魔法ありなら」
「確かに魔法ありなら監督生が1番弱いな。魔法なら」
「魔法ならね…監督生サン物理が強いからね…」
「サバナクローに絡まれた時腹パン出沈めてたしな…」
「子分がこの中で1番強い可能性があるんだゾ…」
「おいお前らそれが女子に対する言葉か」
酷くない?ねえ酷いと思うよね?いつもこんな感じです。つか今回は喋ってる内容分かるって事はこの会話みんなに聞かれてんの?マジ?戦闘訓練開始の合図で聞こえるんだよね?作戦は聞かれないにしろこの会話聞こえてるって恥ずくない?まあいいけど
「さてと…暫くここで待ってよう。轟くんの氷結と炎は辺りを広範囲に渡らせる事は出来るけど、氷ならグリムの炎で何とか出来るし、轟くんはまず最初に氷を使うのが癖になってるらしいから炎の心配はなさそう。それに炎の場合は熱くし過ぎるとこちらが死ぬ可能性があるから、そう簡単にブッパしないはずだしね」
「子分が言うには向こうは索敵能力?に長けてる奴は居ないから爆豪か緑谷辺りが動き回るんだったゾ?」
「そうだよグリム。まだ皆から連絡は来てないから、見つかってないようだし、このまま見つからないのが1番なんだけど…」
「それフラグって言うんだゾ」
「やっっっっべ」
あれ(フラグ建築)から10分程経ったけどまだ誰からも連絡が来てない。爆発音が聞こえるし、多分爆豪くんキレてるな。爆発音は今の所遠いから、爆豪くんは傍には居ない。足音も聞こえないし、ここら辺はまだ大丈夫そう
「…にしても、皆結構隠れてるな。ジャックとセベクはガタイ良いし、早めに見つかるかなって思ったんだけどな」
ピク、とグリムの耳が動く
「…………っおい子分!音が近ずいて来てるんだゾ!」
「?私には聞こえな…っぁぶな!?」
「だから言ったんだゾ!!」
「足音消して近ずいて来るとか、くそビビるじゃんやめてよ」
(完全に不意をついたと思ったのに…避けられてしまった)
慌てて攻撃を避けると、そこには戦闘態勢に入った緑谷くんがいた。真っ直ぐな目でこちらを見つめてきている。__さぁて、作戦開始だ
「無個性(魔力なし)でも、勝てるってこと教えてあげる」
「いつだって“貴方達”が勝てると思うなよ」
正義は必ず勝つ、ってね
コメント
4件
最高ッッッ!!