桃猫【完結】

青「桃くん、おはよー」

桃「…………？」

青「あーおはよが分からないのか」

桃「ｺｸﾝ」

青「おはようは、朝の挨拶、おやすみなさいが寝る前の挨拶みたいなもんだよ」

桃「……あいさちゅ」

青「そう、挨拶。ご飯食べる？今日は椅子に座って食べよっか」

桃「いしゅ、分かりゅ」

青「座って待ってて」

桃「座りゅ……」(椅子の上に座る)

青「はい、出来たよー。ま、食パンなんだけどね」

桃「…………初め、見りゅ」

青「初めて見るね、イチゴジャムつけて、はい、美味しいよ」

桃「……食べりゅ、知りゅ 、にゃい」

青「そのまま手で持ってガブって食べるんよ」

桃「……手……持ちゅ……」

青「そう、そのままガブって」

桃「…………ﾊｸﾞｯ」(食べる)

青「美味しい？」

桃「ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

青「ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

桃「……ウマ」

青「うまw良かったww」

桃「ﾓｸﾞﾓｸﾞ、ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

青「ｸｽｯ……」

桃「………食う、無理」

青「あぁ、お腹いっぱい？」

桃「おにゃか、いっぱい？」

青「もう食べれないってこと」

桃「ｺｸﾝ」

青「そっか、半分食べれたんだからすごいよ」

桃「……すごい？」

青「うん、すごい！」

桃「………………ﾍﾍｯ」(小さく笑う)

青「……可愛い」

桃くんって何歳ぐらいだろ……小学生ぐらいだよねぇ……低学年かな……久しぶりに話したのか舌っ足らずだし

青「仕事だから僕行くね。」

桃「ｺｸﾝ」

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赤「青ちゃんおはよー」

青「おはよぉ」

橙「おはようさん、ピンくんどんな感じなん？」

青「名前分かったし、話せるようにもなったよ」

赤「へー！名前なんだったの？」

青「桃くんだって」

橙「桃かぁ、可愛い名前やな！」

赤「声かわいい？」

青「可愛かったよ！話し方もさ、単語なんだよね」

橙「単語？」

青「そそ！橙くんが、車を運転したって言いたいとするじゃん？桃くんは、橙、車、運転になるの」

赤「へぇ、なんで？」

青「詳しくは分からないんだけど、単語帳っぽいの貰って言葉を覚えたらしい」

橙「はぁーん、だから単語喋りなんやな」

青「まぁあとは、ーーーーって感じ」

赤「白い部屋かぁ」

橙「首輪も気になるなぁ」

青「あと協力ね」

赤「謎の子だね、会いに行っていい？」

青「いいよ、赤くん達にも仲良くなって欲しいし」

橙「話すようになってすぐに行っても大丈夫なん？」

青「大丈夫でしょ」

橙「そう、なら行くわ」