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仔虎「……」
飛鷹「ぁ゙!それ鷹ちゃんのぉ゙!」
zm「お前さっき俺の食ったやろッ!💢」
ci「飛鷹とゾムまた喧嘩しとるwww」
sya「いいぞ~wもっとやれ~w」
仔虎「(俺は一体何を見せられてるんだ…?」
gr「ぁ゙−…パク」
tn「ジトッ…」
仔虎「ははwわざわざ俺をここに呼ぶ必要がよくわからないんだが?」
仔虎「言っておくが眼の前に飯があろうと俺は食わないぞ」
gr「別に罠にかけようという気でもないさ」
gr「お前は今私達に手を出せないのは明確だからな」
仔虎「へぇ…それじゃあただ食っていろのを見せて嫌がらせでもしたいのかな…?」
仔虎「……」
gr「今お前は枷がすべて取れている状態だ」
gr「その上食事している私の眼の前に座っている」
gr「武器になるものはくさるほどあるのに何故使わない?」
仔虎「そこまで俺も馬鹿じゃないさ」
仔虎「確かに…今この状況なら最低でも5人は殺せる」
syp「スッ…」
ci「カチャ…」
rbr「ググッ…」
仔虎「だが…この部屋には先程から妙に何かしら匂う」
仔虎「一度俺も吸ったことのある匂いだ」
仔虎「かなりの猛毒ガスのな…ギョロッ!」
仔虎「違うか?それで俺を殺さない程度に留める気でもあったんだろう」
gr「当たりだw」
仔虎「チッ!これだからマフィアは…ボソッ」
gr「流石は殺しの鬼才とでも褒めればいいか?w」
仔虎「死んでもゴメンだね」
仔虎「俺はマフィアが嫌いなんだ」
ht「一つ聞きたいんだけど…」
ht「それって”葉臼組”だったりs(((((」
仔虎「ダッ!」
os「ひとらんッ!!!」
仔虎「ガッ!」
ht「(まずいッ…!」
仔虎「そのマフィアの名前を出すな…聞くだけで吐き気がさらに増すッ…!」
仔虎「分かったらYESかNOで答えろ…」
ht「Y、YESッ…」
仔虎「パッ」
gr「何か縁でもあるのか…?」
仔虎「はッ!」
仔虎「こんなとこで喋るくらいなら牢屋のほうがずっとマシだ…」
tn「お前の情報はある程度知ってる」
tn「もし…”例の事件”がほんまなんやったらッ…」
仔虎「あぁ…」
仔虎「おい、誰でもいいから牢屋に案内してくれ…」
仔虎「真面目に気分が悪くなってきた…スタスタ」
飛鷹「はいは−い!鷹チャンいっきm((((」
仔虎「お前以外で」
飛鷹「(´・ω・`)」
殺しは嫌いだ
人を殺すと何も感じない化け物になってしまうから
きっとこんな姿を見たら
あの子はどんな顔をするだろうか
毎晩泣いても泣いてもこの気持ちは消えない
こうなってしまったのにはすべて…
仔虎「はぁ゙…はぁ゙…!カタカタ…!」
__「どうして怯えるの?」
__「何も怖いとこなんて無いと思うんだけどなぁ゙~ポリポリ」
仔虎「黒狐ッ!黒狐ッ!バンバン!」
助けを求めて強くドアを叩いた
幼い子供の手で必死に必死に
__「君があそこの実験体だよね?スッ」
仔虎「来るなぁ゙!ガッ!」
__「いッた…タラ…」
仔虎「フッ−!フッ−!」
__「ここまで酷いとはねぇ~…コキ」
仔虎「ヒッ…!」
仔虎「黒狐ッ!黒狐ッ!お願いだから返事してぇ゙ッ!」
それでも黒狐の声は帰ってこなかった
__「はいは~い、お喋りそこまで~カチャ…」
__「君は今日から俺のとこで保護するから」
仔虎「……お前もッ…私を壊すのッ…?」
__「壊す????もしかしてさっき打たれてた注射薬が原因かな~」
仔虎「どうせッ!お前もあの狂った女みたいに私を利用するんだろッ!」
仔虎「騙されないッ…!もう騙されるもんかッ!!」
__「ゾクッ♡」
__「あぁッ…♡」
__「君だったのか…♡」
仔虎「はッ…?」
__「やっと見つけた…スッ」
仔虎「やめッ(((((」
そうやって
茨のように棘のある呪縛ができた
そしてアイツから逃げられない
恐怖の日々が続いた
誰も知らない、
俺とアイツの関係が
仔虎「クソがよぉ゙…ズルッ…」
仔虎「こんなの夢だったらいいのにッ…グシャッ…」
sya「無理ちゃう?」
sya「お前も俺等と同じ”人殺し”やし」
仔虎「なんだッ…今は誰とも喋る気力がないんだがッ…ギロッ…」
sya「いや…アンタってずっと…」
仔虎「はッ…?」
仔虎「俺がッ?笑わせないでくれよッ…w」
仔虎「俺はいつだって完璧にやってきたッ…助けてなんてッ…!」
sya「じゃあ何で…」
sya「泣いてんの…?」
仔虎「ちがッ…”私”はッ…」
仔虎「いつだってッ!ガシャン!」
sya「……」
仔虎「誰かが求める”演技”をしてきたのッ!」
仔虎「泣いてなんかないッ…これは嘘よッ…ポロ」
仔虎「そんなの知ったらあの子の”お姉ちゃん”なんか務まらないッ…グシャ…」
sya「アンタが…キララか?」
仔虎「分からないッ…何も思い出せないのッ…」
仔虎「ねぇッ…お願い一つだけしていいッ…?」
sya「……できる範囲やったら…」
仔虎「わぁッ…ニコ」
仔虎「優しいのねッ…ポロポロ」
sya「今のアンタはなんか普通の女の子に見えんねん…」
sya「まるで別人や…」
仔虎「じゃあッ…お願いッ…」
sya「あの子…?」
仔虎「もう何年も会っていないのッ…」
仔虎「でも必ずッ!どこかにいるはずなのッ…」
仔虎「だからッ…私とあの子の記憶が消える前にッ!!」
仔虎「私はこの身体ではほとんど眠ってしまうからッ!!」
仔虎「あの子をッ…」
仔虎「”晶”を見つけてッ!!!」
sya「分かった…分かったから…スッ」
仔虎「ヒッグ…ポロポロ…」
sya「もう眠ってええよ…」
仔虎「ぁッ…ポロポロ…」
仔虎「ポロ….。o○」
sya「なんや…大切な人思いのええ人やんか…ボソ」
sya「カチャ…」
sya「wrwrマフィアからのプレゼントや…」
sya「チョーカーは前の壊れてもうてたから…」
sya「これで許してや…ナデ」
仔虎「スースー….。o○」
sya「これでええやろ…クル」
gr「ふむ…にしても驚いた」
gr「本当に3重人格だったとは」
gr「それと…」
gr「お前が敵に優しさを向けるとはな…」
sya「悪い?なんか…」
sya「戦ってるときに思ってん」
sya「こんな世界にすら入らんかったら…」
sya「きっとコイツは妹や弟思いのええお姉ちゃんになってたんやろなぁ…って…」
tn「……せやな…」
zm「俺はようわからんわ…」
ni「いつかお前も分かるさ…ナデ」
ni「兄弟ってのは…」
外はただ寒い
あの事件からもう何年も経ってる
だけど…
雪が降り積もるようにそのことも忘れ去られていく
__「……お姉ちゃん…ホウ…//」
__「アタシね…好きな人できたの…//」
一人の少女は墓に向かって喋りかける
誰もいないのに
返事が返ってくるという期待をしてしまう
__「すっごくいい人でね…いつも優しくしてくれるの…//」
__「お姉ちゃんにも紹介してあげたかったなぁ…クル//」
__「ねぇ…お姉ちゃん…//」
その少女は美しく儚い笑顔を見せた
誰もいない
いや、死者たちの眠る場所で
そしてその言葉もまた空に消えていった…
次回➳こ っ ち も あ っ ち も
NEXT➳♡500