ずっと暗い闇の中にいる
恐怖も寂しさも何も無い
残るのは”無”だけ…
光は何も照らしてくれない
これだから暗いとこは好きになれない
豹寿「……ず−…っと…」
豹寿「眠りから覚めない…ボソ」
豹寿「いや…死んだのかな…?」
豹寿「情けない…仔虎様の力にもなれず死ぬなんて…グッ…」
豹寿「はッ…?」
「やあやあ、彷徨える者よ」
豹寿「誰ッ?アンタ…」
「ふむ…死神…とでも言おうか」
「彷徨う憐れな亡者の魂を天に送る者だ」
豹寿「ってことは…」
「あぁ、お前はもう既に死ぬ寸前」
豹寿「ならば…このまま死なせてくれ…」
豹寿「あのお方を守れず生きているなど…私は彼女にかを合わせる資格すらない…ボソ」
「なら…これならどうだ?パチン!」
豹寿「!!」
「これは、その女のつけていたチョーカーだ」
「私はお前たちのルールとやらは知らんが…」
「そいつはそれを破ってまでお前を助けたんじゃないのか」
豹寿「それは…」
「正直…お前よりもその女の方が死ぬのは確率的に高かった…」
豹寿「なッ…!!」
「だが…そいつに近づこうとした瞬間」
「ある1人の美しい少女が立っていてな」
「本来ならそいつと私しか居ない空間に」
「不気味に突っ立っていた」
「靡く水色の髪は全ての人間を虜にするだろう」
豹寿「だからッ…なにッ?遠回しに言うのやめてくんないッ????」
「……その少女は一言…私に行ったのだ」
「”この者への手出しを一切として禁じる”」
「とな…」
豹寿「で…?その子供と私の死に何が関係するのッ?」
「そこに付け加えお前が入っていた」
「お前と瑞希とい少女と…あのマフィアの1人の少年とが初めの鍵になる…とな」
「必ず生かすことをその少女に言われた」
「嘘か真かは分からぬが…」
「だから私は従う」
豹寿「待て…そもそも鍵になるとはどういうことだ…?」
「さぁな…ただ…一つだけわかるのは…」
「分かったらさっさと私について来い」
「私も面倒事は嫌i(((((」
豹寿「やっぱり…」
豹寿「あのお方は神にも一目を置かれる存在なんだッ…♡」
豹寿「美しく…気高くッ…白虎の如きあの鋭い目ッ…♡」
豹寿「やはり私の神はッ!」
豹寿「姉さんッ!!」
「随分狂った信者だな…ボソ」
仔虎「んッ….。o○」
そこは牢屋ではなく
日のあたりの良い大きな部屋だ
ベッドに陽の光があたる
そして白虎は照らされる
gr「起きたか、白虎」
仔虎「…ははッ…wこの様子だと…」
gr「ほう…あの人格はキララというのか」
仔虎「しらばっくれなくてもいいさ…どーせあの少年から聞いたんだろ…ボソ」
仔虎「チョーカーも変わった挙げく…このドレス…」
仔虎「俺はマフィアの仲間入りってか…?」
gr「あぁ…不満か?」
仔虎「不満以外にあるわけねぇッ−だろ…カスがッ…ギリッ!」
gr「……お前がマフィアが嫌いな理由は聞いている…」
gr「……安心しろ…我々はそのようにしない…ポン…」
仔虎「……そうだな…お前らは…」
仔虎「まあ…信じちゃいねえからな…スタスタ」
gr「あぁ…勿論とも…」
gr「必ずいつかここが…」
仔虎「カツカツ…」
sho「どう?今の気持ち」
仔虎「はは…wさいッッッッ高な悪夢だよ…」
sho「まあまあw少しは協力したるからつきおってやw」
仔虎「?何のことだ…俺は知らないz((((」
仔虎「?!」
仔虎「何故その名前を…!」
sho「アンタの中にいる”キララ”が泣きながら教えてくれたわ」
sho「アンタの…ほんまの妹なんやろ…?」
仔虎「……ッ」
仔虎「晶はッ…この世界にはいないッ…」
仔虎「別世界にいる”ッ…」
sho「はッ…?ナニソレッw」
sho「つまり異世界ってことッ…?」
仔虎「馬鹿めッ…!だからあれほど他者には言うなといったのにッ…!」
仔虎「悪いことは言わないッ…今すぐその言葉を忘れろッ…」
仔虎「後でキララには何とか言っておくッ…スタスタ」
sho「~~~…ボソ」
仔虎「……はいッ…?!」
sho「お前の中にいるそいつはなぁッ!」
sho「泣いとってんッ!妹に数十年という間会えずッ!!」
仔虎「でもッ!それをどうしようもないから今ッ…!」
sho「お前がやってるのは逃げやんかッ!」
仔虎「んだとッ…!ピキッ!」
sho「可能性や希望を遠ざけてッ!目を逸らしてるだけやんけッ!!」
仔虎「お前に何が分かるっていうんだよッ!!!ガンッ!」
sho「あぁ゙ッ!分からねぇよッ!」
sho「だってッ…ズルッ…」
仔虎「!!」
__「何も言わなきゃ…あの子には伝わらないよ…」
__「それはいつも君が失敗する理由だ」
__「でも…俺は君に言われた通り晶を守り続ける…」
__2「そーだね…いつもアンタは正しいよ…」
もう思い出せない
それくらい記憶が失せている
早く早く…
sho「お前はッ…キララはッ…」
sho「それを言ったぞッ…」
仔虎「……」
仔虎「そう…だな…ボソ」
仔虎「パッ…」
sho「ドサッ!」
仔虎「愚か者は…俺だったかッ…w」
sho「……ッ」
仔虎「すまない…少し取り乱した…」
仔虎「外の空気を吸ってくる…スタスタ」
次回➳何 で も 屋 の 企 み
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コメント
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豹寿様の ビジュが 好きすぎるので ファンアート 描いていいですか ?