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眉間にしわが寄り、彼の切なそうな表情は、私の何よりの媚薬となって、同時に欲望の火が自分の体にも灯される・・・
股間が熱くなってきている、そこがトクトクと脈打ち、なんだか欲しくてたまらなくなる・・・
柚彦君のこの硬いモノを欲しがっている自分の体が愛しく感じた
このままいけば自然の成り行きで、彼のモノを自分の体に埋めれるはず・・・
そう考えた途端、フラッシュバックが私の脳裏に弾けた
病院で診察台に脚を広げ、処置を受けてる自分・・・・
痛さに泣きながら、指に軟膏をつけ、膣に塗り込んでいる自分・・・
歩くたびにひきつるようにズキズキとうずく股間、痛さのあまり鎮痛剤を一日何回も飲む自分、トイレに行くのさえ怖かった
バシャリとバケツの水を浴びせられたかの様に、体の中の欲望の火が消えていくのを感じた
そう思った途端、これまでの快感や期待がスッとどこかに引いていった
このへんでやめたい・・・・
でも柚彦君の表情を見れば、中止するわけにはいかないのでないだろうか・・・
ついに怒らせてしまうのではないか?
不満と怒りをぶつけられるではないだろうか?
そう思えば思うほど体は凍りつき、どうすればいいのかわからなくなる
異変に気付いた彼が、だらりと下げていた顔を上げて私を見る
「どうしたの?ここらへんでやめたくなった?」
柚彦君が心配そうに聞いた
「・・・ごめんなさい・・・」
彼が優しく微笑んだ
「いいんだよ、そのつもりで始めたことだから、君が心からしたいと思った事だけしたらいいんだ、僕のことは心配いらないよ大丈夫だから・・・ 」
私はまたがっている彼からさっと降りて、そしてベッドの端へ行って、片方の手錠を外し鍵を彼に渡した
「本当に・・・ごめんなさい・・・でも・・・楽しかった・・・ 」
「また明日ね 鈴ちゃん 」
すぐに彼のもう片方の手錠は外れるだろう、私はいそいそと彼の部屋を後にした
約束通り、柚彦君は途中でやめても怒ったり私を追いかけてきたりはしなかった
私の心臓は終始ドキドキし、彼と愛しあった感覚を思い出し、めまいを感じながら眠りについた