スマイル視点
sm「………」
俺のことがバレて、寝れるかっつーの
寝れる訳ねぇわ
これからどうしよ、
こいつ、今のあの依頼のことまで知ってるのか?
もう、俺はやだよ
こんな依頼で苦しみ続けるなんて
kr「スマイル?」
sm「えっあっ、」
「何?」
kr「やっぱり寝られないんでしょ〜」
sm「うッ…まぁ、」
kr「ね、教えてよ」
、?
何をだ?
kr「何となく検討はつくけど」
「寝れない原因は?」
sm「…お前にバレて、これからどうしようか考えてた」
kr「はは、お前らしいな!w」
はぁ、?
…こっちはそっちのこと殺さないといけないのに
もうすぐ死ぬかもしれないのに
笑ってられるなんて、羨ましいな
kr「大丈夫だよ」
「それに、お前が今、何に苦しんでるかなんてお見通しなんだよ」
sm「……は?」
kr「言っただろ?」
「俺はお前が思ってる以上にお前のこと知ってるから」
sm「………」
流石、ってところか
でもなんで依頼のことまでバレてるんだ?
殺し屋、ってことはまぁ仕方ないとは思うけど…
まぁこいつの解釈違いかもしれないけどな
kr「お前が今苦しんでることって、」
「俺を、殺さなきゃいけないってことでしょ、?」
sm「……ッ」
kr「はは、図星だな」
やっぱり、そこまでバレてるんだ
でもなんで……
kr「なんで?って思うだろ」
「気になる?w」
sm「…うん、」
kr「…俺はお前が殺し屋ってこと、元々知ってた」
sm「………」
kr「それで、俺思ったんだ」
「こんなに可愛い彼女に殺されるなら、自殺するよりましだって」
sm「は、ちょ、!?」
自殺って、!?
どういうことだ、
kr「だから俺は、お前に俺の殺害依頼をだしたんだよ」
「俺自身がな?w」
sm「……」
自殺ってどういうことだ?
sm「まず1つ、聞かせてもらっていいか、?」
kr「ん、何?」
sm「自殺って、どういうことだよ」
kr「はは…そのままの意味だよ」
「俺、結構辛くてさ、w」
sm「……」
kr「皆の前では明るく振舞って、」
「1人のときにはリラックス」
「その俺のリラックス方法、どうやってるか聞く、?w」
sm「……?じゃあ、?」
どういうことだ、?
kr「…聞くより見た方がわかりやすいな」
「ほら」
sm「………ッ!?」
俺は意味が分からなかった。
袖をまくって、見せられた光景は手首に巻かれた包帯。
その包帯には結構な血が滲んでいる。
sm「おい、リラックスって…」
kr「んなの分かってるよ」
「『こんなのリラックスじゃない』ってことだろ?」
sm「…流石」
kr「でも俺はこれがいちばんでさ、w」
そこまで追い詰められてんなら、相談しろっての、ばか
sm「……」(ギュ
kr「!?」
sm「頼れ」
「そんなに俺が頼りないか?」
「俺が信用できないのか、?」
kr「ちが、」
sm「なら相談してくれよ、」
「もっと頼れよ、!」
kr「すまいる、」
sm「俺はッ!」
「俺は大切な……」
「大切な、おまえを殺したくないんだよッ…」ポロポロ
kr「………」
こいつが、自殺願望者だなんて
そんなの、思いもしなかった。
こんなに追い詰められて、リスカまでして
もっと頼れよ…
俺はお前を殺す為に殺し屋になったんじゃないんだよ、
元は、復讐する為に……
kr「なぁ、スマイル」
sm「なに、?」
kr「俺を、殺せよ」
sm「は、!?」
こいつ人の話聞いてなかったのか、!?
俺はお前を殺したくないんだっての、!
kr「やっぱり、俺に生きるなんて選択肢は無いんだよ」
sm「なんで…」
kr「俺は、誰からも必要とされていないからだよ」
sm「俺が目の前にいて、それが言えるのか?」
kr「え、」
sm「彼女の俺が、彼氏のお前を必要としていないとでも?」
kr「それは……」
sm「お前は何か”勘違い”をしている」
kr「かん、ちがい?」
sm「お前は1つに縛られて、他が見えなくなってる」
kr「………」
……俺はこいつを、救いたい
”殺す”
それ以外の選択肢で、こいつを救ってやりたい
こいつを……きりやんを、大切な存在を
また素直な笑顔に、戻したい
作り笑顔なんてものじゃなくて
いつか…いや、すぐに
絶対に、救ってやる
𝒏𝒆𝒙𝒕↪
コメント
1件
うぇぇぇぇぇええええ( 'ω') ぇ、え?えええええええぇ krさん!?あなたが依頼を!?!?